西巣鴨橋の陸橋を降りて今度は六つ又陸橋のほうへ戻ってみる。
こちらは川越街道、明治通り、春日通りなどが繋がっている上に、山手線を越えたすぐのところで今度は埼京線、東武東上線を越える陸橋も繋がっている。更に上下には線路、陸橋国道、首都高速と三階建ての構造になっていて、何処から何処迄が陸橋なのかもわかりにくいほど複雑な構造になっている。おそらく屋上屋を重ねる形で継ぎ足し、継ぎ足しで作られた陸橋交差点なのだろう。私が幼年期に何度か通過した頃の陸橋には首都高は無かった筈で、今とはかなり違う風景だった筈だ。
線路は西巣鴨橋とは違って地上より一段低いところを通っているようだが、山手線は勿論のこと、埼京線となる前の赤羽線も既に通っていた筈で当時からかなり大きな陸橋だったことが想像される。