道志みち沿いの牧馬入口というバス停から右へ折れて道志川の橋を渡って山道を登り始めて暫くすると、右側の急な斜面に山肌を段々畑状に削り取った斜面が現れる。山頂から麓までものの見事に斜面が削り取られている。
地図で調べると東清砿業という会社がやっている砕石場のようだ。「砿」という普段見慣れない文字は、主に金属を掘り出す「鉱業」ではなく石を掘り出す業種に使われる文字らしい。神奈川県の丹沢山麓にはこうした石を掘り出す場所が幾つかあるようで、遠目にも山肌が削り取られている場所を幾つか見つけることが出来る。土砂災害が起きないか心配になるのだが、山頂から削り取られているので、上流から土砂が流れ落ちてくる惧れはないのだろう。
