軽トラを岸壁際の空地に留めるとリュックにいれてきたウェアに着替え、ロードバイクを降ろして組み立てる。１２時ちょっと前だったが、まずは辺りの様子を把握しておこうと思い公園を再度一周することにすると案内図の看板があって、少し離れたところにもうひとつ公園があってそのすぐ先が沼津港であることがわかる。それでそちらのほうへ走ってみると、小田原のおさかなセンタみたいな場所があって、幾つか店が開いている。連休で閉めている店も多いのに観光客は結構多くて、店が混みそうなので急いで食べる場所を捜すことにする。一見良さそうな海産物の店を見つけて様子を見に入ってみると海鮮物の食べ放題バイキングの店。サイクリングの前に一人ではちょっと重そうなので止めることにする。店の人もこちらの身なりをじろっと見て、お前は違うだろうという顔をしたというのもある。自転車を押しながら裏手の通りを歩いてみると、店の数は結構多いが開いているところが少ない。建物の二階に海鮮丼などを出しているなな輝という鮨屋をみつけ、思い切って入ることにする。正午直前だったので、それほど混んでいなかったがその後どんどん混み始めて並ぶようになったので判断が良かったようだ。
一人だったので板前が握っている前のカウンタに案内される。地魚の天丼や生シラス丼などにも心が奪われたが、一番高い１６５０円の海鮮丼にしてみる。
ビールか日本酒をちょっとやりたかったが帰りが車なのを思い出して思い留まる。海鮮丼は新鮮なネタがこれでもか、これでもかと盛られている。ネタに生シラスまで含まれていたのも良かった。大満足で店を出るとレジで、「お土産を買っていくなら、下の店でレシートを見せると５％引きになるから。」と教えられ、下の店も見てみると新鮮な魚のほかに乾き物などで旨そうなものが置いてあるので帰りに寄ることにする。
