20数年ぶりに訪れた駿河平はすっかり様相が変わっていた。ビュッフェ美術館と井上靖文学館の周りはススキの草原と荒地しかなかったのが、すっかり綺麗に整備されて吊り橋のようなものまで出来ている。
何より驚いたのが大きな樹は一本もなかった筈のビュッフェ美術館は建物を超えるほどの大きな樹で囲まれ森の様になっていたことだ。
門を入ってすぐの券売所兼土産店が美術館左側にあった筈が、右側に建て替わっていた。建物を大きく建て増されていて、略円形の回廊付きのギャラリーの奥にガラス天窓付きの新しい展示ホールはルーブルのガラスのピラミッドを模して造られたという。