東名阪ではなく伊勢道らしいと気づいたのは二つほどインターを通り過ぎてからだった。伊勢関、芸濃というインター名が何となく違和感を覚えたのだ。すぐに助手席の妻に地図を見て貰って亀山ＪＣＴでルートを取り間違えたことに気づいた。しかしもう最寄のインターで降りて引返すしかなかった。やっと出て来たインターは津インターだった。出口の料金所で訳を話すと（さもありなん）とばかりに頷いてＵターンする場所を教えてくれ、これこれこういう風に話せば余計な料金を支払わないで済むと助言して高速カードの判子まで押してくれ引返し方の印刷されたメモまで渡してくれる。どうも亀山ＪＣＴで間違えて伊勢道に入ってしまう車は私だけでなく、後を絶たない状況だったようだ。それでも亀山ＪＣＴの道路標識案内を直すでもなく、料金所のメモを予め印刷して用意しておくだけとは、高速道路会社もお役所仕事なんだと思わざるを得なかった。
