ルーブルの絵画の中には有名な大作も数多くある。壁一面を占めるような作品だ。最も有名、且つ私も好きな作品は「ナポレオンの戴冠式」と呼ばれているものだ。呼ばれているというのは、実は描かれている場面ではナポレオンが戴冠を受けているのではなく、ナポレオンの方が妻のジョセフィーヌに冠を授けているからだ。シーンは確かノートルダム大聖堂の内部だったと記憶している。作者は憶えていない。
こちらはもう一つの好きな大作で、聖書の中の一場面、カナの婚礼を描いたものだ。色んな人物がいろんな表情を浮かべているところは、ダ・ヴィンチの最後の晩餐にも似通うところがあるが、こちらはダ・ヴィンチのものではなかった筈だ。
そして次がこちらの作品が有名な「民衆を導く自由の女神」、ドラクロアの作品だ。中学か高校の世界史の授業で使う教科書のフランス革命の辺りの挿絵としてよく使われていた気がする。外国から持ち込まれた美術品が多いルーブルの中でも稀少なフランスで生まれた作品と言えるかもしれない。
最後が「メデュース号の遭難」というタイトルだったと思う。作者は何とかジェリコという人だったと思う。これも観る物を圧倒する迫力に満ち溢れている。この四枚を観れるだけでもルーブルへやってきた価値があると言える。