新田駅を出て、石越を過ぎたところ。次の油島駅からはいよいよ岩手県に入る。
この辺りは他に話題もないので、更に石ノ森章太郎ネタで。石越までは石ノ森先生出身の登米市になるのでお許しいただこう。
昨日は仮面ライダーシリーズを取り上げたが、正確には仮面ライダーシリーズと平成仮面ライダーシリーズに分けられる。前者は特に書いてはいないが昭和編ということだろう。昭和編のほうは実際の制作に石ノ森章太郎が参画している。イメージ作りや仮面のデザインなどを担当されていて、原作者になっている。１９９８年に先生がお亡くなりになられて、２０００年以降に作られた作品群が平成版ということになる。実際に制作には参加されていないのだが、モチーフを石ノ森章太郎先生の作品から引き継いでいるので、オマージュ的に原作者という扱いになっているそうだ。
この手の特撮物は、愛好家によって色々ジャンル分けされている。昭和シリーズと平成シリーズもそうだが、前回触れたように特撮物はまず戦隊物とメタルヒーロー物に大きく分けられる。したり顔でメタルヒーロー物などと紹介しているが、私も当初は何となくグループ分け出来るものの、何と呼んだらいいのか判らずにネットで色々知らべているうちにそういう言い方があるのを知った。メタルヒーローとはなかなか言い得て妙である。仮面ライダーは勿論メタルヒーローに分類される。
女性もので、戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズとは別の流れになるジャンルがある。不思議コメディシリーズなどと呼ばれることもある。古くはコメットさんぐらいまで遡る。九重佑三子（ここのえゆみこ）主演と大場久美子主演があるが、勿論私は前者のリアルタイム世代である。原作は鉄人２８号の横山光輝氏である。
不思議コメディシリーズには、最も有名な秘密のアッコちゃん、美少女戦士セーラームーンなどがあるが、美少女戦士物は別ジャンルとして分けてもいいかもしれない。石ノ森章太郎にも不思議コメディシリーズにあたる作品があって、そのひとつが冒頭の画像の美少女仮面ポワトリンだ。どこまで石ノ森先生が関わったのか不明だが、とてもユニークな作品だった。娘や息子も観ていたが、大人の目でみると、からかわれているのではないかと思うような不思議な世界観で作られている。
美少女仮面で思い出したが、ヒロピンと呼ばれるジャンルがある。これもネットから知った知識だったのだが、ヒロインピンチの省略なのだそうだ。美少女が悪の世界と闘うのだが、敵に捕らえられピンチに陥るが、間一髪のところで逆転し、悪を倒すというお決まりのストーリー物だ。ポワトリンもこのジャンルに入るかもしれない。
石ノ森章太郎先生が実際に参画した最後の作品となったのが、ヒロピンジャンルになるボイスラッガーだそうだ。遺作として扱われている。
