当面の目的地であった長崎へ到達してしまったので、この先どうするかについて思案中である。幾つか構想はあるのだが、まだ決めかねている。それが決まるまで、最近行った京都の話題で繋ごうかと考えている。
そんな中でまず思いついたのが画家、バルテュスだ。何故バルテュスかというと、短い京都滞在の中で、京都市美術館でやっていたバルテュス展のポスターを東大路通りのバス停で観たからだ。
この画家の回顧展をやっているのは、京都に来る前から知っていた。その前は東京都美術館でやっていたからだ。しかしそれも行きそびれてしまっていた。その次の公開が京都であるのを知ったのは、京都に着いてからだった。
最初にバルテュスを知ったのは、美の巨人たちというテレビ東京の美術紹介番組でだったと思う。もう何年も前のことになる。京都に出発する数日前に、この展覧会について紹介する番組があるのを偶々見つけ、予約録画しておいた。それを観たのは京都から帰って数日後だった。この番組を事前に観ていたら、何を差し置いても京都市美術館へ足を運んだと思う。
今回の京都旅行は、京都五山の送り火を観るのが主目的で、当日京都市内のあちこちが道路冠水で通行止めとなるほどの集中豪雨の後にも関わらずそれが達成出来たので良しとしなければならないが、返す返すもバルテュス展を観に行けなかったのは後悔が残る。
