長崎行脚の旅が、リアル京都旅行のせいで二日分空いてしまった。長崎行脚の方は一昨日には多良という所を出て、肥前大浦、小長井、長里、湯江、小江と過ぎ、肥前長田というところまで達し、更に昨日は東諫早、諫早、西諫早、喜々津と過ぎて市布というところまでやってきた。終着点の長崎まであと僅かとなった。
東諫早、諫早、西諫早と通過して、諫早とはどんなところかとwikiを確認した際に、航空写真も観てみて、異様な海面色に驚いた。ズームアップしてみて漸く、これがあの開門騒動で揉めている諫早堤防かと気づいた。
論争の議論も斜め読みしてみたが、開門派と非開門派の主張のどちらが正しいのかは、STAP細胞論議ぐらい難しい。但し、こちらのほうは自然科学的な環境影響論もあるが、人々の強欲による政治的要素も絡んでいるようだ。そういう面ではアラブ系とユダヤ系の争いであるパレスチナ問題にも近い。普天間、辺野古問題にも通じるところがある。
リアル京都五山、送り火鑑賞の旅のほうだが、今回は大の字と法の字と妙の字の極一部を観ることが出来た。人々の送り火を見守る静かな目にも驚いたが、五山の文字の位置が意外と低いことにも驚いた。瓦葺屋根の平屋しか無かった頃にはかなりの場所から五山が見えたのかもしれないが、二つ以上の文字が同時に見られる場所というのはかなり限られそうだ。箱根の山の頂きを見上げて眺める大文字とは相当、雰囲気が違うのが行ってみて初めて判った。