昨日は再び3千歩ちょっとしか歩けず、石原から隣の福知山まで到達するのがやっとだった。
B110サニーを使っていたのは、独身生活最後の時代だった。それなので、この車で出掛けた最も遠いところは最後の一人旅になった平泉、遠野、陸前への旅だった。当時の日記を読み返すと、色んなことが重なって二日しか旅行に取れず、たった一人で片道700km、往復1400kmをほぼ連続で走ったようだ。
この時の旅行のことは以前にもこのブログで触れている。去年の10月19日の記事だ。宿泊の予約は無しで出掛けて、ユースホステル全国版案内で手近な所を探して電話してみて訪れたそのユースは、後で調べてみたら東日本大震災でたった一本だけ残った奇跡の松が生えていたその場所にあったのだ。
日記を観ると、そのユースで買った絵葉書の余白にスタビロの色鉛筆で、堤と山と桜と愛車を描いたとあった。相手先はまだ結婚前の妻宛てだったが、住所を控えてきてなかったので、番地無しの宛先で出したのだが、結局この絵葉書は届かなかったようだ。
このユースでのもうひとつの想い出は、夕食前に食堂ホールに置いてあったグランドピアノでBEATLESのLONG & WINDING ROADを弾き語りしたことだ。奇跡の一本松が残ったことと思い合わせると、感慨深いものがある。