ブックフェアの東京ビックサイトは３時半ぐらいに出ることにする。外は相変わらず霧雨が降っていた。夜は娘の紹介のフランス料理の店に一緒に行くことになっていたので、りんかい線で新宿へ向かう。新宿もかなりの雨で店は西口のヨドバシカメラの先だというので明治安田生命ビルの先辺りまで地下を通って出る。店はル・クープ・シューという名前だった。
まずは２０００円ほどのハーフのブリュットを取ってメニューを選ぶ。給仕の店員が何かお祝いですかと訊くので、暑かったのでまずは冷たいものから呑みたいのでと答えておく。
前菜は蟹のグラタン、茄子のポワレ、フォアグラのソテー、夏野菜の取り合わせ、白身魚のマリネ、何かのジュレなどを頼んだと思う。
ブリュットで喉を潤した後、ミュスカデの白と娘のお気に入りのマルゴーの赤を空ける。２時間は掛からないつもりだったのに結構な時間を取って帰りの電車に急ぐことになる。
帰りの電車ではブックフェアで手に入れた「日本の伝統色」という本をじっくり読んでいく。浅黄色（あさぎいろ）や韓紅花（からくれない）などの古代の色の言い方に関する解説本だった。
