自然公園内を１時間ほど歩いたところでお昼時になったので公園の端から数百メートル離れたところにある蕎麦屋に入ることにする。頼んだのは葱トロ蕎麦定食。葱トロはまあ普通だったが、蕎麦は香りが高く満足ゆくものだった。
帰りは渋滞の中、駅前のバス通りをゆっくりと走ってゆく。中学生から高校生の頃、父親から譲られたカメラを使うようになって、いつもフィルムを買ったり現像に出したりしていた写真屋がまだ営業しているのを見かける。既にデジカメの時代になっていた筈で、どういう生業をしていたのかは不明だ。写真館の向かい側は通学途中にコロッケを買って食べたりした肉屋がやはりまだ営業をしていた。
