11月に丸の内でセミナーがあり、少し早めに出て東京駅と開業したばかりの新丸ビルを観に行くことにした。
東京駅の方はこの年の初めに開業当時の姿に改築し直すことが決まり工事が始まったばかりだった。
辰野金吾の設計になる赤煉瓦造りの東京駅は太平洋戦争終結前の東京大空襲で三階上の屋根の部分を焼失している。
(1945年 東京大空襲直後の姿)
その後、急拵えで改築した屋根部分は台形のものだった。こちらの方が見慣れているので、当初はドーム型をしていたというのを最初に訊いた時はイメージが湧かなかった。結局2012年に完成してしまうと、それはそれでしっくりとしていて、新旧の写真を見せられると一瞬どっちが新でどっちが旧か分からなくなるときがある。
(2023年 現在の姿)