昨日は北本から出発して、鴻巣、北鴻巣と過ぎ、吹上まで到達した。
EPROMを使ってマイコンによるエンジン制御の開発をしている頃、使っていたのは2716という16kビット(2kバイト)のチップだった。このプログラマブルメモリも、昨今のUSBメモリと同様で、時と共にどんどん容量が大きくなっていった。もともと2708というのがあって、その容量が倍の2716になった時に開発が始まったのだった。やがて2732が現れる。その次は2764。そして27128、27256までは記憶にある。しかし私が開発の現場に居た時には2716の後継の2732までだった。一番長く使った、従って馴染み深いのはやはり2716だ。
書き込みにはPROMライタという機械を使っていた。卓上機器のような大きさだったぐらいしか思い出せない。本日の冒頭のバーによる脱着のソケットが付いていて、確かベースになるデータの入った元ROMを先に挿し込んで記憶させ、一部のデータを電卓のテンキーのようなもので打ち替えて、それから新しい空のEPROMに書き込んでいたのだったような気がする。
しかし、それだと膨大なデータを新規に打ち込むのは難しい。それをどうしていたのかが思い出せない。おそらくは紙テープを媒介に使ったのだろうと思うのだが、どんな風にセットして使ったのかもう全く記憶にないのだ。