昨日は東相内から出発して、次の駅の相内まで到達した。
北海道旅行記と私の音楽史が錯綜するが、今日は音楽史のほう。ギブソンというと私の学生だった頃は、エレキギターよりもアコースティックギターのほうが有名だった気がする。ハミングバード、ダブなどという名器があった。
実際に自分が購入するエレキギターを検討するようになって、ギブソンというメーカーと山野楽器という日本の代理店の関係を知るに至った。
60年代辺りからギブソンは日本でもアコギ、エレキを問わず、ギターの最大手として知られるようになった。そのギブソンのギターの日本代理店を一手に引き受けていたのが山野楽器だったようだ。ところが、2000年を過ぎて暫くして、米国ギブソン本社と日本代理店山野楽器の係争が浮上する。山野楽器はギブソンの不良品を本国本社へ突っ返していたのだ。それが本社では気に入らなかったらしい。2006年末をもって山野楽器はギブソン社との契約を終了させている。それ以降、ギブソンのギターの劣悪化が進んだと言われている。
その問題以外に、使用資材の調達の難しさの問題がある。主な材料であるローズウッド等の材料が年々調達が難しくなっているという。ワシントン条約等の問題で、海外からの調達も難しくなっていると言う。
そんなこんなで、極めて一般的にではあるが、最早いいギターは新品より中古品のほうに価値があるというのが業界の常識であるということを知った。そしてことギブソンに関しては、日本で出回っている物は、山野楽器がギブソン本社と提携契約を破棄する年以前の物が圧倒的に価値があるというのだということが判った。
ここまで事前研究で把握して、ターゲットはほぼ2000年以前の中古モデルのギブソンというのが絞られてきた。