norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2014年一日旅 東京たてもの園散策 5

 大川邸を出た後、ラランデ邸という洋館をもう一つ見てから常盤台写真場というのに入ってみる。写真場という聞き慣れない言葉だが所謂写真館のようだった。外観の二階上部屋根裏部分にTOKIWADAI PHOTO STUDIO とあって当時はとてもハイカラな建物だったのだろう。

 2階が撮影をするスタジオになっていた。その頃ちょうど書いていた小説に写真スタジオに監禁される女性のシーンがあって挿絵に使おうと思って内部の写真を撮っておく。もう50年ぐらい前から一般生活では写真スタジオというものを見ることは無くなってしまった。

 常盤台というから板橋区の常盤台にあったのだろう。手塚治虫等が棲んでいたトキワ荘をすぐに思い出してしまう。その時代を思い起こさせるようなものが並んでいた。黒電話、壁直付けの照明、猫脚のテーブルなど昔は極普通の生活で見られたのに今では博物館でしか見られないようなものが並んでいた。

 

2014年一日旅 東京たてもの園散策 4

 東京たてもの園で最初に内部まで見学したのは田園調布の家、大川邸という洋館だった。アーリーアメリカン調とかコロニアル風というような造りで、外観は白を基調としたサイディング張りで、内部は明るめの壁紙のフローリング張りの洋室といった感じで私も好きな家の造りなので我が家も同じような設計にしている。

 実際に田園調布でこのような家に入ったことがある訳ではないが、いかにも田園調布に似つかわしい上品な造りの家だった。

 

 

2014年一日旅 東京たてもの園散策 3

 黄金井公園をまっすぐ東に歩いていくと北側にビジターセンターを中心に塀に囲われた東京たてもの園の敷地が見えて来る。東京たてもの園は似たような名前のものが別にあった気がしたのだが、資料をみると東京都江戸東京博物館の分館とのことだった。東京のあちこちから歴史的建造物を移築してきて保存している施設とのことだった。

 入口にあたるビジターセンターは光華殿という皇居に建てられた式典用の建物を移築したものだそうだ。入館手続きの他、この時は偶々ジブリの立体展示をやっていた。

 ビジターセンタを抜けて最初に観たのは旧自証院霊屋(おたまや)という名前の江戸時代に作られた徳川家の霊廟とのことだった。日光の東照宮にも似たような塗色がなされていた。

 

2014年一日旅 東京たてもの園散策 2

 旧黄金井橋の煉瓦のキーストーンを見てから玉川上水に沿って東に少し歩いてみる。適当なところで橋を渡って北側に向かうつもりだったのだが、行けども行けども橋がない。それでさっきの今の黄金井橋まで戻ってみることにする。

 橋を渡ってすぐ今度は玉川上水沿いに北側を歩いてみる。すぐ北側は公園の生垣らしいのだが入口がない。途中で生垣の隙間から出てきた外国人女性を見かける。そこから入る手もあったのだが迷うといけないと思って再度西側に戻って黄金井橋を真っ直ぐ北に向かう道をもう少し進むと本来の黄金井公園の正門の前に出た。

 公園内に入って暫く行くと木立の間の芝生の中に客車を接続した蒸気機関車が展示してある。鉄の柵があって中には入れなさそうだったのでそのまま真っ直ぐ公園奥のたてもの園のほうへ向かうことにする。

 

2014年一日旅 東京たてもの園散策

 12月に入って2週目に東京たてもの園という所へ行ってみようという気になる。その少し前にラジオの旅番組というか街歩きコーナーのようなもので紹介されていて初めて知って行ってみたいと思ったのだ。

 最寄駅は中央線の武蔵小金井駅で、降りたことのない駅だった。新宿から中央線快速で20分程度だったと思う。

 朝の10時半頃に駅に着いて駅前から見当をつけてシルクロード命名された少し大きめの道路を北上してみる。歩き始めて少しして楽器店があるのを見つける。入ってみようかと思ったがクラシック専門のようだったので止めておく。国立音大などが近くにある筈なのでそういう音大生の為の店なのかと思う。更に少し行くとこんもりとした灌木の茂みの奥に洋風の建物があって「精霊修道院」という看板が出ている。謎めいた雰囲気で興味を惹かれたが塀と鉄の門に囲われていて入れそうもなかった。

 更に進むと玉川上水に出た。少し大きな橋が架かっていて、その端に昔この橋が煉瓦造りだった時の名残のキーストーンだけを保存して展示してあった。かなり大規模な橋だったようだ。

 

2014年一日旅 大山寺散歩 5

 一旦大山寺境内に戻って今度は本堂より坂下の道を抜けてケーブルの駅の方へ行ってみることにする。幟が何本も立っていて、人が多く参詣する様子が感じられるがその時は何故か誰も居なかった。

 大山寺駅のホームが見えるところまで行って下山することにした。途中六地蔵らしきものがあって、人が居ないところで見ると何となく怖いような気もする。

 女坂の登り口まで降りると、登っていくときには気づかなかった大きな石で出来た道標があるのが見つかる。右の男坂の方が直接阿夫利神社下社へ向かう道のようだった。

 

2014年一日旅 大山寺散歩 4

 大山寺の裏手に出ると登山道とは別の車道があることが分かった。ちょうど大山寺と同じ高さぐらいまで登ったところで阿夫利隧道というトンネルがあって大山寺に通じているようだ。

 トンネルを潜って向こう側に出ると大山のシンボルらしい不動明王を模った石像の向こうに大山寺が垣間見られる。

 山並みのほうに目をやると稜線上に生えている樹が見て取れる。