亀山付近から出発して、加太というところを過ぎたところ。
亀山と言えば、暫く前に某電機メーカーが亀山モデルなる液晶テレビを随分宣伝していたのを思い出す。地方工場名を冠した製品を宣伝するなど、随分思い切った手法だと思ったのだが、今は既にこの商品からは撤退している。
このメーカー。当初は早川電機工業という名前だった。その後社名は創成期の世界的発明、金属製繰出鉛筆から採ったようだ。
私はもう１０年以上前から、我が家にある全ての電化製品をエクセル表に登録している。製品名、型番、製造メーカー、価格、購入日、故障日もしくは廃棄日などである。どこのメーカーが安いか。あるいは壊れにくいか。そういう事の客観的判断にする為である。
亀山モデルの会社も勿論使っている。しかし我が家のデータによれば非常に壊れやすい。というか壊れるまでの期間が非常に短い。しかし駄目なメーカーなのかと言えばそうではなく、世の中に無かったものをいち早く世に出す、そういうメーカーなのだ。世の中に最初に出すのだから壊れやすいのは当たり前だ。
逆に、一番壊れにくいメーカー。それがサンヨーだった。我が家では出来得る限り、耐久消費財はこのメーカーのものにしてきた。しかし日本の高度成長期を牽引してきた一角であるこのブランドも最早存在しない。我が家で２世代続けて愛用してきた自動食器洗い機が壊れて３代目を購入しようとした時に、その事を知った。
今回の画像は、サンヨーのダブルラジカセ。購入したのは３２年前で商品名はＵ４。当時流行っていたアイドル歌手二人組の最大のヒット曲をもじったものだろう。ロッドアンテナは折れる度に秋葉原で買ってきて４、５回は取り換えている。ＦＭに関東のテレビ局の音声放送が全局入るのでずっと台所で調理する際に聴いていたのだが、地デジ化によってそれも入らなくなってしまった。カセット機構は１０年以上前に二つとも壊れてしまった。しかしラジオの中波放送は入るので未だに使っている強者である。
久々に紀宮姫から飛脚便が参り申してござる。ようやく関ヶ原を越えたところとの事でござる。前回、文が届いたのは何時だったか忘れてしまったほどでござる。そうそう、東海道を走破して京の都に入った時のことでござった。今は拙者、はやてが東海道、町娘、のりまきに扮した姫が中山道、互いに合流点の草津を目指してござるので、上手く行けば相まみえることも可能かと思うのでありまする・・・。
