norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

アヴィニョン最初の夕食

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 アヴィニョン最初の夕食はホテル、クロワートル・サンルイを出てすぐ、ほぼ隣にあった海鮮料理の店で採ることにした。頼んだのはサラドゥ・ド・ラ・メール、つまり海のサラダという海鮮料理の盛合せ。生牡蠣がふんだんに更に盛られていて、他に蝦や、大振りの蟹、ムール貝などがこれでもかというぐらいに盛られた豪勢な海鮮料理だった。

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 ワインとして頼んだのはプロバンスのロゼだったと記憶している。

 テラス席ではなく、エアコンの効いている室内の席を頼んだだが、店の奥にはカウンターがあって、いかにもというフランス美女が生ビールなどを用意していた。

 

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教皇庁からアヴィニョンの橋へ

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 教皇庁を観た後、城壁のある方へサン・ベネゼ橋、いわゆるアヴィニョンの橋を目指して歩く。途中にはこの地方の名物土産らしいサントン人形を売る店が幾つもある。サントン人形はもともとは聖書にゆかりのある人物を粘土を捏ねて作り焼き上げたものらしいが、地元の民族衣装のものやら、昔の生活習慣を示すものなど様々あって面白い。

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 サン・ベネゼ橋に行ってみると、橋の上へあがれるのだが入場料を取るというので、橋に登るのは止めてローヌ河縁から眺めるだけにする。

 反対側の川下のほうにラベンダーが群生している場所があった。ラベンダーは南仏を象徴するハーブだが、この時はシーズンは終り掛けていて咲いているのを見るのは珍しいとのことだった。

 

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アヴィニョン教皇庁のお土産

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 アヴィニョン教皇庁、正確には教皇庁跡だが、前述のように内部はお土産屋しか訪れなかったが、建物内の他の場所と同じ様にお土産屋も暗い雰囲気だった記憶がある。

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 ここでは息子にねだられて、教皇庁、後で訪れる予定のマルセイユ港の教会、レ・ボーの断崖絶壁、そしてパリのノートルダム寺院を模った4枚の金色のメダルを買っている。私は古代、中世頃の甲冑などを纏った兵士を模った2cmほどのブロンズ製(多分?)のミニチュア像を12体ほど自分用の飾りとして購入した。

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 アヴィニョンというと中学、高校の歴史で習ったアヴィニョン幽囚、カノッサの屈辱などという史実が思い出される。しかし内容は正確に憶えておらず、この二つの事件はごっちゃになってしまっているが、時期も場所も全然別々の出来事だった。

 

アヴィニョン市街散策 3 教皇庁

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 時計台広場の後は、勿論教皇庁に向かう。狭い通りの途中で尖塔の上の金色の像が見えてくる。おそらくは聖母マリア像だと思うのだが、余りに金色できらきら過ぎてちょっとどうかなと眉を顰める。旅行に出る直前に長くからのメル友と交わしたメールの中でマルセイユの海岸を見下ろす古い教会お頂上に立っている聖母像があまりにきんきらでちょっとどうかと思うというのを聞いていたので、なるほどと思う。

 アヴィニョン教皇庁はガイドブックで中世からの略奪で、内部にはそれほど観るべきものは残されていないというので、入場料を払ってまで内部に入るのは止めてお土産屋を冷やかすだけにすることにする。

 

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アヴィニョン市街散策 2 時計台広場

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 アヴィニョンの街に出てまず眼鏡屋で娘の眼鏡を注文した後、更に旧市街の中心に向かうと大きな広場に出た。時計台広場と呼ばれているもので、オテル・ド・ビユ(HOTEL DE VILLE)と書かれた看板を掲げる建物の奥にそれらしき時計台を発見する。オテル・ド・ビユは村(ville)のホテルという宿泊施設なのかと思ったが、ガイドブックを良く見て市庁舎であることが判明する。確かちょうど2時が近かったので、暫く待つと時計台のからくり時計が動き出した。観光客が大勢集まるのかと思ったら、写真やビデオを撮っているのは我々の家族だけだった。

 

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アヴィニョン市街散策

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 アヴィニョンに到着した日の午後と、翌日の午前中はアヴィニョン市街を散策することになる。これにはちょっと訳がある。パリの最初の朝にサクレクール寺院近辺を散歩した際に、娘がかっぱらいの男二人にポシェットを盗られた事は既に書いたのだが、実はこの際に泥棒を追おうとして興奮していた娘を落ち着かせるのに頬をぶったのだ。怪我をするまで追掛けようとしていたので止める為に仕方なかったのだが、その際に眼鏡が飛んでレンズが片側割れてしまったのだ。パリ市内の眼鏡屋で直そうと思ったのだが、出来上るのは南仏へ移動した後だというので、諦めてアヴィニョンで直すことにしたのだ。眼鏡屋はすぐに見つかったが出来上るまでに翌日の11時まで掛かるという。それで予定より長くアヴィニョン散策をする羽目になったのだ。

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 アヴィニョン市街の中心近くまで歩いて、予約を入れて取れなかったホテル・ダニエリを見つける。入口が彫刻だらけで、かなり由緒あるホテルのようだったが、クロワトル・サンルイとどちらが良かったかは不明だ。

 

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オテル クロワトル・サンルイ 4 メインダイニング

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 クロワトル・サンルイ ホテルでは朝食以外に初日のお昼と二日目の夕食を採っているが、これはエアコンの効いている屋内のメインダイニングで食している。さすがに四つ星ホテルだけあって、ホテル内レストランで出す食事は素晴らしいものだった。

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 メインには私はフォアグラを鴨肉で包んでローストしたものを頼んだのだが、付け合せの野菜は南仏の定番料理、ラタトゥイユだった。ラタトゥイユは我が家でも夏場によく作る料理だが、本場で本物を食べたのはとても感激した。ワインは勿論地元のプロバンス産の白とロゼを選んだ。

 

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