たぬきの宿、洞元荘は田舎にある典型的な日本旅館という感じだった。それでも温泉の湯は豊富にあったようだ。当初は着いた当日もスキーに行くつもりだったのだが、宿に着いてすぐ、途中で買った地酒のにごり酒を飲んだら面倒になって、その日はやめて風呂へいく。
最初に露天風呂の夕立ちの湯へゆく。湯は単純泉で刺激は少ないがとても熱い。息子は熱くてすぐ出たいというので、そそくさと出る。ここは竹の筒に入った地酒を風呂場で飲む用に出してくれるのだが、一合で700円も取る為、馬鹿らしく頼まなかった。
息子がすぐ出てしまったので、内湯にも入ることにする。ここは反対にとてもぬるい。妻と娘は、美人の湯という露天風呂に入ったつもりで間違えて内湯の女湯に入っていた。
食事は、ごちそうというほどではないが、なかなか美味しいものだった。2000円で鹿の刺身を取る。娘は気に入っていたようだが、私にはそれほどでもなかった。