ハノイ最後の夕食は、妻がマッサージ中に雑誌で見つけたマムという海鮮料理専門の中国レストランにすることにした。店に入ると、金色の鮮やかなアオザイを着た水野美紀似の背の高い美人ウェイトレスが席に案内してくれる。
最後ということで会計もカードなので少し豪勢にする。自分用には平家蟹のスチーム煮、妻用には烏賊の揚げ物にして、アペタイザーとして海老を使ったサラダを頼む。白ワインをグラスで二杯ずつ、水も頼んだので全部で140万ドン、日本円にして5千円ちょっと。ベトナムに来て一番高額な食事になった。使われていた食器は、お土産に買った珈琲茶碗と同じバッチャン焼きのものだった。