今日でオペラ・ガルニエの紹介は最終回とする。ステージを見下ろす観覧席のある廊下の背後には飲物などをサービスするバーカウンターのある小部屋がある。我々が行った時は観光時間帯だったので、バーは開いてはいなかったが、バロック風の彫刻が幾つも飾られているお洒落な空間だった。
そのフロアからレトロなエレベータで地下へ降りることが出来る。降りていった先にあったのは、昔使われた衣装や仮面などの小道具を並べた展示室になっていた。仮面などはちょっと不気味なものも多い。
そこから更に奥へ進んでいくと、バレエの練習場や大道具の置き場所など様々な部屋へ通じる薄暗い廊下があって、この辺りはもうオペラ座の怪人の世界そのもので、思わず背筋がぞくぞくっとしてしまう。