無事、南仏方面行きのTGVが入ってくるホームを見つけ、電光掲示板で自分達が乗る車両の番号を確認して一安心する。
以前にテレビのフランス語講座で、フランスでは電車に乗車する際にコンポステという切符に打刻をする機械がホームに置いてあって、そこでガチャンと打刻をしなければならないというのを習っていた。それでコンポステの機械を捜してそこで打刻をしておく。しかし後で切符をよくみたら、日本語で打刻は不要ですと書いてあった。あれれと思ったが、予約で買った切符なので最初から搭乗日が印字されているので不要だったようだ。
駅の売店で水と子供用のジュースと自分用のビールを買っておく。フランスのビールは基本的に生ぬるいのが多く、きりっと冷えたのにはなかなか出遭えない。
車両は小さ目の国内線飛行機の機内ぐらいの大きさで、通路を真ん中にして両側に二席ずつ。我が家で通路を挟んで一列占拠する形になる。すぐ後ろの列に若いフランス・ギャルの三人連れが居て、キャアキャア騒ぎまくっている。しかしフランス語なので、うるさいという感じではなく、いかにもフランスっぽいBGMのようにしか聞こえない。