今日からは2002年に敢行した、南仏プロヴァンスへの旅行記を綴ることにする。
この南仏プロヴァンスへの旅は、数ある我が家の家族海外旅行の中でも最も思い入れの深い旅と言えるだろう。その辺もおいおい語っていくことにしたい。
最初は南仏プロヴァンスへの旅行を思い立ったきっかけのうちのひとつ。
1980年代のどこかで出遭った二冊の本だ。著者はピーター・メイル。「南仏プロヴァンスの木陰から」と「南仏プロヴァンスの12ヵ月」だ。どっちかが本編で、どっちかが続編だったと思うのだが、もう今となってはどっちがどっちかも覚えていない。どうして出遭ったのかも覚えていないが、私が本を選ぶ大抵のきっかけはラジオ番組での紹介を聞いてなので、この時もおそらくそんな事だったのだろう。
とにかくこの二冊を読むことで、南仏プロヴァンスへの想いが高まり二十年来の憧れを遂に実行に移した旅行だったのだ。