昨日は水沢を出て、金ケ崎を過ぎ、六原というところまで来た。
宮沢賢治でもうひとつ、風の又三郎を取り上げようと思って、確か家にあった筈と思い本棚を捜してみた。しかし、出てきたのは、前述の銀河鉄道の夜だった。銀河鉄道の夜と言っても、これを含む短編の童話集で、しかも下巻だった。上巻のほうが風の又三郎がタイトルになった短編集と帯に書いてあったので、おそらくは家の何処かに埋もれている筈だ。
どっどどどどうど どどうど どどう
青いくるみも吹き飛ばせ
すっぱいかりんも吹き飛ばせ
どっどどどどうど どどうど どどう
この出だしの擬音を使った不思議な文句が好きだ。