norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2004年一日旅 東京散策 2

 この年の日展は平日なので、多少空いているかと思ったが、例年の朝一番と同じぐらいの混み様だった。老人が多いのは仕方ないことだが、中学生ぐらいの見学会が来ているのには閉口した。

 日本画、洋画とさっと回って、めぼしいものをチェックしてから2周目を気に入ったものをゆっくり見ながら回る。今年は日本画のほうが割りに単調で、洋画のほうがいろんな作品があって楽しめた。また、このところ、女性を美しく描いた作品がめっきり減って、美人でない女性を描くものが多くなったのもつまらなく感じる。日展は作品数が多いので例年、日本画と洋画を観るので精一杯なのだが、この時は初めて工芸品と書画も見てみた。

 

2004年一日旅 東京散策

 2004年の11月終わり頃。月曜日に会社を休んで妻と東京巡りをすることにした。妻の方は日曜に出勤だったのでその代休だった。

 この時期は毎年、上野の森に日展を観に行くのを恒例行事にしていた。日展がまだ東京都美術館で開かれている時代で、調べてみるとこの翌々年まで都美術館で2007年から六本木の国立新美術館に移ったようだ。

 上野の森がちょうど紅葉が始まりかけの時期にあたり、晴天の青空に色が付き始めた樹々が綺麗に映えていた。

 日展でこの年から内部でのデジカメ撮影が解禁になったらしかった。しかし撮影しだすとついそればかりが気になってじっくり絵が楽しめないので後でカタログを買うことにして自分での撮影は最小限に留めることにする。

 

2004年一日旅 品川界隈 6

 烏賊の解剖を終えて外に出てみると、何やら討論会のようなものをステージでやっている。少し傍で聞いてみたがあまり盛り上がらない討論だったので、もう一度、岸壁の方へ行って海というのか運河のような水路を見てから帰ることにする。

 

2004年一日旅 品川界隈 5

 模擬店でいろいろ食べてお腹も膨れたところで建物内の資料館にも入ってみる。海洋大というだけあって魚の標本などがいろいろ並べられている。

 イベントで烏賊の解剖体験教室をやるという。人が少なそうなのでやってみることにする。年配の教授風の人から「昔は小学校で、試料を自分たちで採ってきて解剖をしたものだ。」というのに昔のカエルの解剖などを思い出して頷きあう。解剖の指導をしてくれたのは自分より若そうな講師だった。

 解剖は最初は乗り気ではなかったのだが、いざやってみると意外にも面白かった。

 

2004年一日旅 品川界隈 4

 鮪の解体ショーを観た後、さっそく鮪漬け丼を注文して食べてみる。信じられないほど美味い。

 模擬店の中を歩いて更にインドネシアのヤキソバと春巻き、中国茶などで煮た玉子、タイカレーなどをビールとともに食したら、もう腹いっぱいになってしまった。

 

2004年一日旅 品川界隈 3

 海洋大の文化祭は海鷹祭という名前だった。海鷹はミサゴという鳥で、英語ではsea hawkというらしい。海鷹丸という訓練船があるらしい。これとは別の雲鷹丸という帆船がキャンパス奥の岸壁に停泊されていた。ちなみにだが、海鷹というのは太平洋戦争で使われていた大日本帝国海軍の空母だったようだ。魚雷の攻撃にあって座礁し、戦後解体されたらしい。

 会場では鮪の解体ショーが行われていた。その後ろのテントでは解体されたばかりの鮪を使ったヅケ丼も販売されていた。

 

2004年一日旅 品川界隈 2

品川駅から殆んど地図を見ずに、方向感覚だけで進んで、東京海洋大の正門前に出た。最初の印象は思っていたよりこじんまりしたところだなというのと、漁師、船員を育てる学校なのだなということ。海洋大はその前年に東京水産大と東京商船大が合併して出来たのだと記憶している。共に我々の入試の時代には国立二期校だったような気がする。品川キャンパスは水産大のほうだったようだ。

 自分であちこち見たいという娘に千円だけ渡して、妻とキャンパスを回る。大学の雰囲気は悪くはない。国立大学という感じで、学生の受け答えもとても質がいい。