norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

二度目の韓国通信事情

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 昨日の記事にも書いているが、ルノーサムスンとの打ち合わせの半分ぐらいは私がタッチする部分はなかったので、メールのドラフトを内職で作っていた。そのメールを送るのは専らホテルに戻って、ホテルの部屋の電話線を繋いで行ったいた。最初の韓国出張の際にどうしたのかははっきり憶えていないのだが、二回目のこの時は間違いなく国際電話で日本のアクセスポイントに直接繋いでいた。当時の精算資料が残っていて、ホテルの宿泊料の他に国際電話料金というので2万ウォンほどがチャージされているからだ。当時のウォンの相場がどれくらいだったかは憶えていないが、食事代や宿泊料から想像すると1円10ウォン位ではないかと思われ、一日数回繋いだ国際電話で2千円ぐらいということになる。通信は不安定で毎回は成功せず、ニフティのアクセスポイントまでは繋がるのだが、パスワードの確認中に切れてしまう事もしばしばだった。ホテルの内線から外線への切替が不安定だったようだ。

 今日の画像はルノーサムソンの敷地内と工場ライン。

 

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ルノー・サムスンの大工場

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 韓国へ着いて二日目はworking dayで午前中からルノーサムスンとの打ち合わせ。午前中は部品の仕様など開発に関係する打合せも多かったので私の出番も多かったのだが、午後は購買対営業の価格交渉で、私の出番は殆ど無く、会議室での内職で日本の事務所や我が家への私的なメールのドラフトを作っていた。

 ルノーサムスンの釜山工場はとにかく広くて綺麗で、まるで空港にいるような雰囲気だった。その当時はSM5という日産のセフィーロという車のOEMの生産が真っ只中だったが、昼勤1シフトのみという勿体ない生産方式だった。

 昼食は工場の食堂で従業員と同じ物を食べさせて貰ったのだが、キムチカルビ定食といった感じのもので、なかなかいけるものだったと記憶している。

 

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韓国 冷麺・チヂミ・ビピンパ

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 チャガルチの漁港をうろうろした後、実家から戻ってきた韓国人の駐在員Y氏と再び落ち合う。有名な冷麺の店へ連れていってくれるという。店は日本で言うと鄙びた田舎の定食屋みたいな感じで典型的な韓国のスタイルらしい。靴を脱いで一段上がった畳の間に、田舎のヘルスセンタにあるような低い長テーブルに胡坐で座る。箸は鉄製だ。Y氏が注文してくれた冷麺は正直言ってあまり美味くなかった。慣れていないせいかもしれない。ただ暑い中を歩き回っていたので冷たいビールは有り難かった。

 釜山のホテルに戻ったのは7時過ぎ。冷麺だけでは物足りないだろうと9時に再度集まることにして、それまでの間近くを独りで探索する。娘に韓国の雑誌を買っていこうと思ったのだが、本屋がどうしても見つからない。近くのスーパーみたいな店の最上階にレストラン街があったので、9時に戻った際に私の案内でそこへ食べに出る。一番客の入りのいい店に入ったものの、メニューは全てハングル語。絵も写真もなく、店のオバサンは日本語は勿論英語も駄目。

 「チヂミ」と言ってみたらどうもないらしい。「ビビンバ」と言ったら頷いたので頼むことにする。幾らなのかも判らない。最初持ってきたのが想像と違って小皿に盛った幾つかの野菜と冷たいスープ。その後、熱いスープを真ん中にどんと置き、真っ赤なコチュジャンらしき壺を置いて、その後やっとご飯の上にもやしやら肉やらが乗った御椀が出てきたのでほっと一安心。

 ビビンバはビなのかピなのか、バなのかパなのかよく判らないのだが、いい加減に言っても通じたようだ。本場のビビンバは間違いなく美味かった。

 

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チャガルチ観光

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 日本から行った三人だけで試行錯誤しながら地下鉄に乗って出掛けたのはチャガルチという魚市場などがある漁港だった。ロッテ百貨店の地下にはトレビの泉のパクリがあったが、こちらチャガルチの映画街にはロスのチャイニーズシアターのパクリである手形の歩道などがあるそうだ。

 漁港もなかなか面白く、道端に魚や貝、蛸、烏賊、蟹などが並べてあって、そのすぐ後ろにはそれらをそのまま調理して出してくれる食堂のような店が並んでいる。あまり清潔そうではないが美味しいものが食べれそうな予感はあった。

 

釜山 地下鉄

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 釜山の地下鉄駅から地下鉄に乗ってチャガルチという漁港まで行ってみようということになる。切符売場の案内などは殆どハングル語で何が書いてあるのかさっぱりわからない。パリのフランス語でもローマのイタリア語でもアルファベットならかろうじて読めるので見当はつくが、ハングル文字はさっぱり読めない。しかし頭上の路線案内図にはハングルの他に漢字が併記されていたので、読めはしないが何となく見当は付く。それだけを頼りにおそるおそる地下鉄に乗ってみたのだった。

 

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釜山 地下街と地下鉄

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 前日記載した韓国で買ったCDだが、聴いてみるとそれほど悪くはなかった。男性歌手と女性歌手が半々ぐらいで、現地のY氏にこういうCDを買ったと見せると、これは有名な韓国の歌手で、入っているのは有名な韓国のヒットソングばかりですと教えてくれた。

 当時はまだ冬のソナタも韓国でさえ放映前で、日本には勿論韓流ブームも起こっていない。私が唯一知っていた韓国出身女優はその年の初めぐらいに観た「もう一度キス」というドラマに出ていたユンソナだけだ。購入したCDのカバーガールはユンソナに似ていなくもない。しかしこのCDの方は帰国した数箇月に数回聴いたきりだった。

 ロッテ百貨店の地下は地下鉄へと続く地下街に繋がっていた。地下街にはローマのトレビの泉をパクッた噴水があり、その周りを多くの韓国人たちがたむろしていた。

 

釜山 観光

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 二度目となる韓国出張の初日、現地案内人のY氏が実家に帰ってしまった後、日本からの出張組三人だけで釜山の街の観光に出ることにする。まずはタクシーを使ってロッテ免税品店へ向かう。ロッテが経営するデパートで、内部に一部、免税品店になっているコーナーがあるだけで、正式名称は判らない。ロッテホテルも建物に付随しているようだった。

 私は免税品店で特に欲しいものがある訳ではないので、二人とは別れてひとりで店内各階をぐるっと観て廻り、最上階にCDショップがあるのを見つけて現地の歌が沢山入っているらしいCD2枚組セットを購入する。勿論ハングル語しか書いてないので、どんなものかは帰って聴いてみるまで判らない賭けのようなものだった。

 

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