アジアンリゾートホテルのキッズクラブは娘と息子はずっと一緒に行っていたのだが、この年から娘は中学生になっていたので、もうキッズクラブにはいかず、私を誘ってフィットネスセンターのほうへ行きたがった。娘とフィットネスセンターを使ったのは1998年のプーケットの時が初めてだったが、その時は見よう見真似でトレーニング器具を使ったりしていたが、当時の日記によるとすぐに飽きてしまったらしい。翌年のセドナ・ホテルの時はかなり真剣にのめり込んでいたようだ。それだけ大人になったという事なのだろう。
夏のアジアンリゾートホテルでの過ごし方は9回目ともなると自然と決まってきてしまう。鳥の声で起きるとまず全員で朝の散歩に出る。プールサイドを抜けて海辺に出るというのが定番のコースだ。セドナ・ホテルにはちょっとした木陰になる小さな森の散歩コースも用意されている。
その後、メインダイニングでのビュッフェの朝食となる。西洋風の物からアジアン・エスニックの物まで取り取り用意されているが、9回目ともなると物珍しいものは殆ど無い。
食事が終わると食べ残したパンを持って何等かのフィーディングをする。前々年のラグーナ・ビーチクラブではコマドリにパンをやっていたが、セドナ・ホテルでは鯉のような魚がメインだった。鯉に似ているが、日本の物とは違う現地特有の魚だった。
9回目のアジアンリゾートホテルでの休日も、メインで過ごすのはプールとなる。海も近いのだが、クラゲが出ることが分かって水に入るのは止めてもっぱら散歩で愉しむだけにして泳ぐのはプールがメインになる。
息子も前年までに泳ぐことが出来るようになったこともあって、それぞれ勝手にプールを愉しむことになる。
娘のほうも、プールサイドのバーで自分の好きな飲物を頼んでルームチャージに付けている。
このホテルでは夜間の照明も整っていて、ディナータイムが終わった後でもプールを愉しむことが出来た。
1999年のシンガポールとビンタン島のバカンス旅行は1990年のバリ旅行から数えて9回目。アジアのリゾートホテルの過ごし方もすっかり馴染んでいて不安も全くない。
ビンタン島での送迎からホテルのチェックインは全く添乗員は何もしてくれなかった。居たのかどうかも判らないくらいだったが、要領は心得ているので勝手にセドナホテル往きのバスを探し出し荷物を預け、ホテルに到着すると自分でチェックインする。部屋への案内もなかったが、渡されたカードキーの番号とホテルの案内マップとで部屋を見つける。荷物はベルボーイが後ほどカードで運んできてくれるのを受け取るだけだ。
アジアリゾートのホテルは、オーシャンビューの高層階(といっても椰子の樹よりは低いせいぜいが三階程度)か、フレンチ窓からそのまま海に繋がるホテルの庭に出れる地上階のタイプの2種類が主だが、今回は後者のタイプ。我々夫婦の部屋と隣り合わせの子供達の部屋の2部屋で、内部には行き来の出来るドアが無いタイプだったので、子供達に部屋の鍵を預ける。鍵の扱いも子供等もすっかり慣れている。