norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ビンタン島 時差の謎

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 シンガポールの海外便発着所を夜8時に出発して、約1時間でビンタン島の波止場へ到着する。そこからはホテルの送迎バスで30分ほど揺られてホテルに到着。今回のホテルはホテル・セドナビンタン・ラグーンという名前。名前通り環礁の上に作られたホテルで海のすぐ傍だった。

 チェックインをしている時に、ロビーの時計を見てあれっと思う。8時にシンガポールを出て1時間船に乗り、その後30分バスに乗ったのだから9時半の筈なのに、8時半と表示されている。しかもシンガポールの港から船は東に向かった筈だ。時差があるにしても時計はシンガポールより進んでいる筈だ。

 あとで調べてみて、ビンタン島はシンガポールより1時間遅い時差があることが発覚する。不思議に思ったのだが、ビンタン島は東西に広く広がった島々で出来たインドネシアに属する。あまりに東西に広いので、国の中では3種類の時差が使われているそうで、ビンタン島は一番西側の時差が使われている。それなので、より西側にあるシンガポールより1時間遅い時間が使われているのだという。

 

いざ、ビンタン島へ

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 シンガポール市内観光を夕方終えて一旦ホテルロビーへ戻る。もう宿泊はしないのだが、ビンタン島へ渡るフェリーが出るのは夜になるのでホテルのロビーで時間潰しとなったのだ。そろそろ辺りが暗くなってきた頃、バスに乗せられ空港に近いほうにある船着き場へ向かう。

 船着き場は海外便の発着所なので、売店も免税品店になっている。ビールも売っていて、よく見ると3本セットでホテルでの1本以下の値段。次のホテルに付いてから呑む分も考えて2セット6本を買っておく。大人一人3本までという制限もあったようだ。

 バスの発着所のような窓口なのだが、(シンガポールからみて)海外への渡航口なので、パスポートチェックがある。

 夜8時頃にやっと乗船出来る。明るければそんなでもないのだろうが、暗い中で船に揺られるので酔わないか、妻と息子が心配していた。

 船が出発してすぐにキャビンの中で大きなスクリーンでMr.ビーンの映画が始まる。これが乗船していた子供を始め、妻を含めかなりの大人にも大うけで、これを観て殆どの子供が船酔いを免れたようだった。Mr.ビーンは日本でもNHKで深夜やっているのは知っていたが、観たのは初めてだった。

 今日の画像はいずれもネットからの借り物。二十年近く前で、船はこんなには綺麗では無かった記憶がある。最近の案内をみると今は高速船を使って45分くらいで行くらしいのだが、当時は1時間以上掛かった記憶がある。

 

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シンガポール 観光船巡り

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 シンガポールの市内観光、午前中の最後は船での旧市街巡りとなる。波止場について、そのままディーゼルエンジンのうるさい小さな船に乗る。こちらも小人数なので席が余るくらいだった。

 船は旧植民地の面影を残す古い町並みを抜けながら、マーライオンを目指す。途中のビル街の中にあるバスか何かの待合場所で、黒いサングラスをして超ミニスカの女性がぼーっと椅子に腰掛けているのを見かける。いかにも訳あり風で、ドラマにでもなりそうな雰囲気だった。

 マーライオンは思ったとおり見掛け倒しで、これを中心としたオプションツアーのほうにしなくてよかったと思う。この場所で折り返し、元の場所に戻る。

 

タイアップの免税品店巡り

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 チャイナタウンの市場の後は革製品の店へ。この手の市内観光ではお決まりのタイアップ店だ。どこかのDUTY FREE専門の店らしいのだが、安いものは殆ど置いてない。適当にごまかしてみてはいたが、我が家で買うようなものはなく、娘も財布を欲しがっていたのだが、娘が使うようなものはない。ツアーの他の客はまだ見ているなかで、同じ建物の他の店を物色しようと、うちの家族だけでその店をでる。娘はバスで本を読むと先に駐車場へ戻ってしまっていた。革製品の店を出て、勝手にフロアを1階下りてみると、スーパーのようなところへ出て、そこには適当な値段の無ブランドの革の財布がいろいろある。そこで、バスへ娘を呼びに戻って、財布を結局3つ購入。私は1500円弱のものを買うが、娘はどさくさにまぎれて、3000円近いものを買っていた。

 その後は宝石店。この辺になると、殆ど買うものもないので、適当に時間潰しだけ。この手のツアーでは、必要悪というのか仕方ないと心得ていて、うまく椅子を捜して座っていたり、トイレだけ利用したりする。

 

 その後行ったのがシルクの店だった。行くまでの道のりで、シンガポールの色んな町並みを眺めながらマイクロバスで出掛けたのだが、主に高級住宅街とよばれるところを抜けて行く。

 着いたところは所謂おみやげ屋っぽい店。女店員がハンズフリーマイクで説明をするような場所。こちらは慣れていて、殆ど真剣に聞いておらず、休む場所ばかり捜している。それでも、妻はここでチャイナドレス風のものを娘の分と自分の分を合わせて購入。

 

綺麗な汚い街 シンガポール

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 チャイナタウンの上の2階はナシゴレンなどの屋台の続く食べ物屋コーナー。ここで一休みして子供等はジュース、大人はビールを飲む。店の人なのか常連の客なのか、親切に座る場所やごみの置き場を教えてくれる。ごみは少ないがたしかに汚い。臭いもする。

 

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アラブ人街@シンガポール

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 チャイナタウンの後に行ったのはアラブ人街。大きなモスクの前でバスは止まる。今は棲んでいる人は居ないという昔ながらの町並みが続く奥にモスクがある。そのモスクの前で怪しげな、しかし可愛い顔の若い尼というか修道女が観光客を眺めるでもなく佇んでいる。

 ここも自由時間が少しあって、店を巡るがとにかく暑い。この辺は布地を売る店がずっと続いている。妻はサリーなんかを売る店がないかと物色しているが、アラブ関係の人の店しかない。

 

 それから行ったのがチャイナタウンの市場。一階が野菜、魚、肉などの生鮮物を売るそれこそ市場。生の活きた鯉がえらをぱくぱくさせている隣で、魚をぶつ切りにしている。鶏のような肉を吊るしているそばには、真っ黒の烏骨鶏が何匹もおいてある。活きた亀や兎なども多い。

 

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チャイナタウン@シンガポール

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ビュッフェでの朝食を終えた後、いつもながら走るようにして時間ぎりぎりでチェックアウト。一階のホールにはもう既に案内人が待っていた。このときのガイドが一番印象に残っていて、日本語が話せる現地の人なのだが、顔格好はいかりや長介そっくりだった。

 

 乗せられたのはマイクロバスで、他に2グループ。母子家庭のようなおとなしい娘を連れた話好きそうなおばさん。もうひとグループは娘3人と父母の家族という組合せだった。

 コンコルドホテルからまずは仏教ヒンズー教の寺が立ち並ぶチャイナタウン。極彩色のヒンズー教の神々の像がうじゃうじゃと立ち並ぶ寺、その横は中国式寺院で、ヒンズー教に比べると質素な趣き。どちらも信心深そうな老若男女がつぎからつぎへとお線香を焚き、祈りを捧げている。

 自由時間が少し取れて、寺とは反対側の中国料理用食材を売る店を冷やかして回る。なんとも言えない異様な臭いがする。冬虫夏草などの薬草やらの類が山と積まれている。店の人は割りに気さくで、「日本から?」などと声をかけてくる。

 そこから少し入って角を曲がったところが有名な屋台村らしいが、行ったのは午前中で、屋台は全て閉まっている。開くのは夕方から夜にかけてらしい。道には確かに塵ひとつ落ちていないが、匂いはやはりアジア独特のものだ。