阿寒湖ユースに泊まった翌日は、再び国鉄観光バスに乗って摩周湖を目指す。今突然思いだしたのだが、その国鉄観光バスにはバスガイドが乗っていたようだ。バスと言えばワンマンバスが当たり前になってからあまりに長い時間を過ごしてきたので、車掌やバスガイドが乗っているバスを頭に思い浮かべられなくなっていたのだろう。
阿寒湖から摩周湖へ向かう途中に停まりはしなかったが車窓からパンケトー、ペンケトーという湖を望みながら昔は阿寒湖と繋がっていたのだという説明を聞いたこと、摩周湖へ向かうに従って霧が出てきて、摩周湖はとても霧が出やすく、その日も霧で湖が見えない可能性は高いと説明された事などバスにバスガイドが乗っていて車中で色々説明されたのに違いないのだ。
最初の展望台に着くまでずっと霧の中を走っていて、絶望的だと思っていたのに、展望台に着くと奇跡的に霧が晴れたのだった。