ホテルピックアップの約束１０時に５分前には迎えのガイドがやってきた。ちょっと太ったおばさんで、笑い声が友近が物真似をしているみたいだったと当時の日記に書いてあった。台北駅から北東側へバスが向かったので、てっきりもう一つの国際空港である松山空港へ行くのかと思ったら、近隣のホテルを順に廻って当日帰る客を拾っていくだけだった。
途中お決まりのタイアップの店に寄る。翡翠等の宝玉を売る店にも寄ったのだが、我が家では高速のガード下でやっているジャンク品のマーケットぐらいしか似合わないので、空いているソファを見つけてひたすら休むだけにする。この店では奇妙なものを見つけた。大きな翡翠の原石を使って白菜とそれに止まる虫（キリギリス？）を彫り込んだものだ。台湾では定番の彫り物らしく、日本で言えば信楽焼きの狸とか、鮭を咥えた熊みたいな感じなのだろう。
