教皇庁を観た後、城壁のある方へサン・ベネゼ橋、いわゆるアヴィニョンの橋を目指して歩く。途中にはこの地方の名物土産らしいサントン人形を売る店が幾つもある。サントン人形はもともとは聖書にゆかりのある人物を粘土を捏ねて作り焼き上げたものらしいが、地元の民族衣装のものやら、昔の生活習慣を示すものなど様々あって面白い。
サン・ベネゼ橋に行ってみると、橋の上へあがれるのだが入場料を取るというので、橋に登るのは止めてローヌ河縁から眺めるだけにする。
反対側の川下のほうにラベンダーが群生している場所があった。ラベンダーは南仏を象徴するハーブだが、この時はシーズンは終り掛けていて咲いているのを見るのは珍しいとのことだった。