我が家には朝食の定番料理がある。我が家では土手マヨと呼んでいる。食パンの周りにマヨネーズで土手を作る。その土手の内側に生卵を落とし込む。玉子が零れ落ちないようにそおっと運んでオーブンレンジ、またはオーブントースターの中に入れ７分ほど２２０℃で焼くのだ。黄身の表面が薄く焼けて白っぽくなり、マヨネーズの土手がうっすら焦げ目が付いた辺りでオーブンから出す。最後に胡椒を振って出来上り。ベーコンをチップ状に切って焼く前にまぶしておいてもいい。
この料理は元々妻がテレビで観て覚えたものだった。妻が時々作って食べているのを観ていたが、私自身はカロリーが高そうであまり気が進まなかった。それが、一年程前にとても美味しい食パンに出遭った。地元のパン屋で、Ｂ級グルメのフェスに出されたカレーパンで知ったのだが、試しに食パンも食べてみたら、今までに食べた事のない美味しさだった。それで昔、妻がよく作っていた土手マヨを試してみたのだ。今では私のほうが月に数回、土手マヨで朝食を採っている。
