norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

ビジネスコンバートのノースウェスト便

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 2004年の米国出張は、往きがシアトル経由、帰りがミネアポリス中継のノースウェスト航空のビジネスコンバート便だった。行先は勿論デトロイトということになる。

 海外出張は、1970年代ぐらいまでは文字通りビジネスクラスを使うのが当たり前だった。それが私が出張をし始めた80年代には役員以外は、経費削減でエコノミーを使うのが当然のようになってきた。

 それが少し緩和されて、基本はエコノミーだが、若干の料金追加でビジネスクラスに変更出来る、所謂ビジネスコンバートというのがやっと認められるようになったのが2000年以降ぐらいだったと記憶している。90年代はずっと家族旅行でエコノミーを当り前のように使っていたので、久々に乗るビジネスクラスは随分席間隔が広く感じたものだった。

 

三度目の米国出張

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 2002年に上海出張をしてから暫くは海外出張の話は無かったのだが、2004年になって突然、米国出張の話が降って湧いた。この時も私が間接的には関係しない訳ではなかったが、直接担当しているプロジェクトでは無かったので、何の心の準備も無かった。火曜日に国内の関連メーカーを訪問してる際の車中に電話が掛かってきて、次の日曜にはもう出発という話だった。

 米国ビッグスリー最大手の1ディビジョン、ポンティアックが前年に出したばかりの世界戦略車、キャディラックCTSという車のマイナーチェンジ時に搭載するシステムのRFQ(リクエスト フォ クォーテーション)と言ってシステム受注の名乗り上げに対応する為のプレゼンテーションをするというもの。プレゼそのものは現地駐在事務所の現地雇い米人にして貰うのだが、技術的には全くの素人。その為、日本から技術者二名を派遣するのだが、例によって英語は全く駄目。その英語の補佐を頼まれたのだった。

 

上海出張 おまけ

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 上海出張編については今回で終わりにするが、当時の画像を見ていて二枚だけ最後に紹介する事にする。

 冒頭の画像は上海空港から市内へ向かう高速道路に乗る時の料金所のものだ。現地の駐在員が話してくれたのだが、中国ではETCは成り立たないというのだ。勿論15年前の当時の話だ。それはETCのように領収書が自動的に残ってしまうようなシステムは誰も使おうとしないという話だった。賄賂やリベートが当たり前の社会で、きっちりと支払記録が残るのは拙いというのだった。

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 もうひとつの画像は話としては既に紹介したと思うのだが、記録的な建築ラッシュの中で建築現場で使われていたのが竹で出来た足場という話。画像は残っていないと思っていたが、辛うじて高速道路かリニア新幹線かの工事現場の写真にそれらしきものがあったので、紹介しておく。

 

上海のお土産

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 イミテーションマーケットからホテルに戻って、皆はソフトドリンク、私はビールを頼んで喉を潤し、お昼になったところで、タクシーで空港へ向かう。セダンのサンタナのタクシーは荷物が入りきらなくてトランクを開けたまま紐で縛ってゆく。席は私が前の助手席になってしまい、シートベルトをしようとするが、使えないように止めてしまってある。仕方なくシートベルト無しで乗ったが、ひやひやものだった。

 

 途中、社長の相手をしている元部下の営業K課長から何度も携帯に電話が掛かってくるが、同僚のT氏が渋滞でなかなかいけないから独りで相手をしろと嘘をつく。

 空港の隅にあるレストランへ行くと社長とT課長を見つける。その少し離れたところに席を取ると、社長は買い物がしたいからと、荷物を預け、私達の分までと行って1万円置いて出て行ってしまった。皆はカレー、チャーハンなどを取り、私だけ中国麺を頼んだのだが、中国麺だけなかなか来ず、皆が食べ終わってもまだ来ない始末。私はそんなにお腹は空いていなかったし、時間も相当あったので、慌てず、ゆっくりビールを飲んでいたが、T氏だけは、遅れた分只にしろなどと、ヤクザそのものの口調でウェイトレス等を困らせていた。

 

 空港の土産物屋で、2L入りの天女の絵のついた甕入りの紹興酒と、中国菓子だけ買って、搭乗。こうして上海プレゼ出張は終わったのだった。

 

上海 イミテーションマーケット

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最終日はホテルのチェックアウトをした後、同僚のT氏の希望でイミテーションマーケットへ徒歩でゆくことになる。

 そこは、アメヤ横丁のような場所で、安物の衣服や土産物が並んだ店でひしめきあっている。店員が口々に「ロレックス、ブルガリあるよ。ヴィトン、グッチあるよ。」などと言って日本人を誘う。T氏がバッグを求めてひとつに入ってみるが、商品はない。カタログを見せて、どれとどれがあるなどと説明している。T氏が商品を見せろと言うと、店の女の子が外を窺ってから、T氏の袖を引っ張って案内する。外にはしょっちゅう公安という警官が歩き回っているので、イミテーションの商品は店には置かないシステムになっているらしい。

 女の子が案内するのが、マーケットの外まで連れ出すらしいことがわかり、そこで断る。

 次に時計を薦めてきた男に、T氏が商品を見せろというと、今度はマーケットの中だが、狭い路地の奥の住居のようなところへ連れ込む。最初同行していたM氏と通りで待つつもりでいたが、はぐれるといけないので、仕方なく後を追うと、住居の2階に、狭い廊下を通って案内する。住居の入り口と部屋のドアに2重に鍵を掛けてから、贋時計が陳列されている場所へ案内された。

 そこで、T氏の目利きで営業のS氏までがロレックスの偽物を散々値切って購入。僕とM氏はソファに腰掛けてただ待つ。更にはバッグのイミテーションのところも案内されるがここはちょっと見ただけで帰る。

 注)今日の画像はホテルを出たすぐの道路の交差点で、イミテーションマーケットはそこから歩いた先にあって、直接の関連性はない。

 

上海・朝の散歩

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 上海三日目の朝、二度目の朝食の後、独りで外へ出て散歩することにする。通りを何本か行って戻ってで30分ほど歩く。通りをちょっと奥へ入ると、貧民街の全く違う世界があるように見える。通りで、上海蟹、餃子、何やら判らない焼き物などをドラム缶の上で朝から路上で売っていたりする。通りの溝にそのまま水を流してじゃぶじゃぶ食器を洗うようなところだ。中学らしい女子校があって、門から覗くと、中学生にしては大きい女の子が踊りのような体操のようなものをしていた。

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上海・二度目の朝食

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 レセプションのあった翌朝も一人で朝食のビュッフェへ。今回はテーブルを全部回ってみて、出ているものを全てチェック。御粥など中国風のものを中心にする。御粥も中国果物も期待ほどは美味しくない。

 玉子料理も作ってもらうが、「オムレツを。」というと、コックが厨房へ引っ込み、何を持ってくるのかと思ったら、かき混ぜてきただけで、期待はずれのプレーンオムレツだった。