norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

12年ぶりの海外出張

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 このところずっとアジアを中心とした海外リゾート地での家族バカンス旅行について振り返ってきた。海外リゾートでの家族旅行は2000年のペナン旅行で締め括ったのだが、実はペナンに出掛ける2箇月ほど前に海外出張で米国に出掛けている。ここからは海外出張編を暫く綴っていくことにする。

 

 2000年の頃はエンジン電子制御システムのコントローラ(制御ユニット)のハードウェア及びソフトウェアの設計を担当していた。その当時勤めていた会社に米国自動車会社のF社から、新規開発のV型8気筒エンジンの為のエンジン制御システム開発に対して提案が出来ないかという話が入った。システム開発自体は直接は担当していなかったのだが、その当時のシステム開発を担当していた人物は私の旧知の親友だったのだが、英語に自信が無いというので助っ人として同行を頼まれたような感じだった。コントローラの受注の可能性も無い訳ではなく、全く関係が無いとも言えないので快く引き受けることにしたのだった。当時は日本から送り込んでいる米国駐在員でさえも、碌に英語が使えないというような状況だったのだ。

 

 海外出張は1988年の欧州調査隊への参加でベルギー、ドイツ他数国を廻ったのが最後で、何と12年ぶりだった。パスポートは毎年の家族海外旅行の為に切らしたことが無かったので問題はなかったが、私達が行くかどうかの決定が相手の会社のアポの関係でなかなか決まらず、かと言ってぎりぎりまで待っていては間に合わないので、成田まで駆けつけてそこで海外出張がGOとなるかどうかの連絡を待つというぎりぎりの設定だった。

 

ペナンから成田へ

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 ペナンからの帰りは久々に朝早い便だった。プーケットシンガポールからは夜間飛行で帰ることが多かったので、新鮮に感じた。キャセイ・パシフィック航空の便は窓側の席だったので、窓から眺める雲の上の景色を娘が何枚も写真に撮っていた。

 今回で2000年のペナンの旅行記はお終いにする。

 

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ペナンの夕陽

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 ペナンのラササヤン・リゾートホテルの場所ははっきりとは記憶にないのだが、夕陽の写真が結構残っていることからペナン島の北側であったらしい事が判る。海に向かって左の方角に陽が落ちているからだ。マレーシア本島のインドシナ半島からは遠い側だったのだろう。

 陽が落ちた後、ラササヤン・リゾートでも現地の民族舞踊ショーがあった。バリの舞踊とも、タイの王朝風の舞踊とも微妙に異なる、が何処となく似通った部分もある独特のものだった。インドシナ半島に幾つも居た民族、部族がくっついたり離れたりを繰り返しながら現在の国々を形作ってきたのだろう。

 

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ブリトニー・スピアーズ

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 前回も書いたプール、ビーチ、エスニック料理、民族舞踊等々、あまり記憶に残るものが無かったペナンですが、唯一忘れられない記憶にあるのがブリトニー・スピアーズのCDです。

 実は家族旅行のペナンに出る前の2箇月ほど前に、商用で米国出張をしていました。その際に、コンビニみたいな店で現地の雑誌をお土産用に購入したのです。そこに載っていたのが、当時まだティーンエイジャーだったブリトニー・スピアーズでした。とてもセクシーな感じの画像で、帰ってすぐに調べて米国でその当時売出し初めて絶大な人気を誇っていた歌手と知りました。その2箇月後の海外旅行でした。

 ペナンは数日前にも記載しましたが、かなりの都会でホテルから出ると直ぐにお土産屋などが並ぶ界隈があります。そんな中にCDショップがあって店の若者に声を掛けられ、何気なく「Do you have Brittney ?」と尋ねるとすぐに、

「Ah, Brittney Spears? Of course, we have.」という返事で渡されたのが、

Oopes, I did it again (あちゃ、またやっちゃったぜ:私訳)というブリトリー二枚目のアルバムでした。値段は500円ほどで、間違いなく違法コピー物だと思いましたが、購入して私のコレクションになっています。この時のことが無ければ、ブリトニー・スピアーズとの出遭いも無かったのではないかという気がします。

 

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空中ブランコ トラピ

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 アジアン・リゾート・ホテルでのバカンスも10回目ともなると、プールにしろ、ビーチにしろ、エスニック料理にしろ、民族舞踊にしろ、キッズクラブにしろ、殆どどんなものも目新しくはなく、そのそろこの手の旅行はお終いにしてもいいのかと思い始めてきていた。

 そんな中で、ペナンのラササヤンリゾートでちょっと物珍しかったのはトラピという名の空中ブランコぐらいかもしれない。ハーネスという安全ベルトを身に纏って、ゴムのロープのようなもので空中高く持ち上げて貰い、宙返りやジャンプを自在に行うもので、紐付きのトランポリンのような感じだ。娘がこれに嵌って何度も挑戦していた。今までにはないアクティビティだった。

 

インド人街でのサリー

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 タイアップの免税品店を散々廻らされたペナン市内観光の最後に、妻からのリクエストでインド人街へ連れていって貰っている。海外でインド人街があるような所では必ずと言っていいぐらいサリーの店へ寄っている。1992年のフィジー、1999年のシンガポールに続いて3度目で、買ったサリーも少なくとも三枚はある筈だ。

 サリーは何に使うのかと言えば、妻が趣味でやっているマジックの演技の際の舞台衣装だ。

 ペナンのインド人街でもサリーを一枚新たに仕入れてその後舞台衣装として使っている。

 

ペナン市内観光

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 2000年のペナンへの家族バカンス旅行の際も市内観光が付いていた。市内観光はホテルから車で30分ほどのジョージタウンという所がメインだった。車の中でペナンの名の由来はビンロウ樹という植物の名、ピナンだと知る。

 市内観光で最初に訪れたのは寝釈迦仏像のある寺だった。極彩色の飾りは如何にもアジアの寺という感じだった。1995年のタイ、チャアムビーチへの旅行の際にも同じような寝釈迦仏像のある寺だったが、ペナンのそれはあまり歴史を感じられない張りぼてのような造りに感じられた。現地案内人の説明で納骨堂になっている廟をぐるっと廻り、裏側に飾られている若くして死んだ美人のマレー人のことを得意そうに説明していたのだが、どういう関係の人だったかももう思い出せない。