デトロイトからの直行便は約３０分ほど定刻より早く成田に到着した。往きも定刻より１時間ほど早く、ジェット気流のおかげとか言っていたように思うが、帰りも早いというのは不思議だった。
到着ロビーで、京成スカイライナーを使うというＹ氏と別れ、同方向のＮ氏と成田エクスプレスを予約する。当初、成田エクスプレスで横浜経由で帰るつもりでいたが、横浜へ行くものは１時間半ほど次の便がなかったので、２０分ほどで次が来る新宿行きに変更する。時間を潰す場所もなくホームでビールを購入して待つことにする。
新宿行きは総武線から山の手線を通るのだと思っていたが、東京駅を出た後、ずっと地下を通っていたので、京葉線の一部を使っているのかと思ったが、暫く見ていても分岐するところがなく、全く別の、多分昔貨物輸送に使っていたような線路を利用しているのではないかと想像する。途中から、りんかい線という、あの当時いつの間にか出来た新木場のほうへゆくらしい線と平行に走り、品川あたりから地上に出て、ホームもりんかい線と一緒になった。この頃から、電車のろのろしだし、停まったり走ったりを繰り返す。東京から新宿まではあまり速くはなかった。その間、ずっと飛行機内で観ていた映画、ロスト・イン・トランスレーションの外人が初めて経験するトーキョーのシーンを反芻していた。
と言う事で、今回で２００４年、三度目のデトロイト旅行を終了することにします。
