デンパサールのングラ・ライ国際空港から大型リムジンバスで連れていかれたのは、幾つかあるバリの観光地の中で一番奥にあるヌサ・ドゥアという街のホテル、プトゥリ・バリだった。もうすっかり暗くて景色は何も見えなかった。
確か１１時は過ぎていて、妻が子供をエキストラベッドに寝かしつけている間、一人でプライベートビーチに出てみた。空はまさに満天の星で、真ん中に薄ら靄のような筋が掛かっている。隣に居たアメリカ人かオーストラリア人らしい太った男に「Is that the milky way ?」と訊いてみると、頷いていた。
嘗て「蛍 玉虫 天の川」というエッセイを書いたことがある。語呂がいい組合せだが、人生で滅多に見られないものという趣旨の話だ。リンクを張ってある私のＨＰの中に収録されている。、
