デトロイトの休日の最後は、ホテルの私の部屋で皆と少し酒を呑もうという事になった。少し・・・の筈だった。
成田を出る際に、免税品店で許容枠目一杯の三本の洋酒を仕入れてきていた。そのうちの一本がシーバスリーガルの1L壜。デトロイトに到着して二回目の夜ということで気が緩んでいたのだろう。
私と、ほぼずっと同行する関連会社のT氏、そして私と同じ設計部から別の講演をする一年先輩のI氏の三人でずっと呑んでいたのだろう。気づいた時には丸々一本が空いていた。
翌朝は駐在事務所で会社側主催のオープンセレモニーがある事になっていた。起きたのは、ホテルへピックアップが来る5分前だった。