昨日は1万一千歩余りで、瀬戸から万富を過ぎて熊山まで達した。
ロワール河 古城めぐりで昼食に寄った所は、田舎の村の小さなレストランだったので、観光バスから降りた我々乗客とほぼ同数の席しか無いような所だった。その為、店に着くや椅子取りゲームの状態になってしまって、ふと気づくと我々夫婦が最後で、別のテーブルに一つひとつしか席がなかった。
ツアコンの連中も何をしてくれるでもなく、フランス人の給仕たちもそんな事にはお構いなし。それがフランス人の気質なのかもしれないのだが。ツアーで一緒になった日本人の一人、大学の教授だと言う人が見兼ねて、客たちに話して席を代わって貰い、その大学教授と同じテーブルに私達も何とか着くことが出来たのだった。
料理に何が出てきたか、はっきり憶えていないのだが、前菜に出てきたものは未だに忘れられない。茹で玉子を半分に切ってお椀型に更に並べ、上からマヨネーズのようなソースを掛けたものだった。フランス料理としては随分手抜きの料理だなと思ったのだが、あとでそれはフランスの田舎料理の前菜の定番である、ズフ・メイオネーズという有名な一品だったことを知ったのだった。