今日から再びバーチャル行脚を続けることにした。今回は金沢から出発して日本海側を西へ向かうことにする。取りあえずは北陸本線上を京都を目指す。
私のくるま史だが、最初は人生初めて触れた車。それはダイハツ・ミゼットだった。我が家に御用聞きに来ていたよろず屋の若い従業員がある日突然、配達用の車としてこれに乗ってやってきたのだ。発売が開始されてすぐの頃だった筈で、自慢したかったのだろう。我が家の前で誇らしげに見せて、ちょっと乗せてやろうかというのだった。私は当時まだ小学校に上がる前だった。オートバイに幌が付いたようなおもちゃの様な車で運転席は車の真ん中にあって、跨るようにして乗るもので、乗せてやるというのは運転席の脇のステップ台のようなところに立って乗っかるという感じだ。家の前を出てすぐそばの橋まで行ったところで飛び降りたつもりだったが、思った以上に速かったので転んで膝を擦り剥いてしまったようだ。よろずやの御用聞きは慌てて母の元に連れ帰り、車から落としてしまったと平謝りをしていた。私としては自分から飛び降りたつもりだったのだが・・・。