昨日は西上田から出発してテクノさかき、坂城と過ぎ、戸倉まで到達した。
会社に最初のパソコンとしてMAC SEが導入された頃の事を思い出してみたのだが、あまりにその後劇的に変わっていたので、なかなか当時の様子を思い出すことが出来ない。確か、電子メールなるものが導入されたのもMAC SEが導入されてからだった。最初は確かイントラネットメールで、AppleTalkと呼ばれたMacintosh特有の通信線で結ばれた端末同士でしかメールのやり取りは出来なかった筈だ。オフィスの床も今の様なＯＡフロアではなく、床面をＰＣ同士を繋ぐAppleTalk専用のケーブルが這い回っていたと思う。
導入当初はＰＣ格差のようなものもあった。大型計算機から始まって、マイコンボードの世界、プログラミングの世界で慣れ親しんでいた我々には溶け込みやすい世界ではあったが、我々より上の年代になればなるほど、難しかったのだろう。普段は厳しいことを言っていた部長クラスの遠い先輩の方が、机の上にマウスとマウスボードだけ置いて、しかめっ面で、ＰＣの画面に食い入るように注視しながら恐る恐るマウスを動かしていたのを強烈なイメージとして憶えている。
今から２５年前の事だ。ほんの少し前のような気もするし、四半世紀前の遠い昔と言えなくもない。しかし、あの頃、今のようなパソコン社会がやってくるとは全く想像してなかったのは間違いない。
