norimakihayateの日記

現在は私の海外史に特化して記しています。私的な意見ははやてのHomePageへ書いています

CADの導入

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 昨日は横川を出て碓氷峠を登る。信越本線は既に無いが、機関車を前後に付けて何とか登っていた時代を想像しながら進む。距離的には軽井沢まで2kmほどの所まで到達し、碓氷峠の最高地点あたりになると思われる。

 

 80年代初期は、製造業の企業にCADが導入され始めた時期にあたる。所謂Computer Aided Design、コンピュータを使った設計作業支援である。私の居た会社でもそうだった。スタンドアローンの機器だったのか、大型計算機に接続されている端末の一つだったのかももう憶えていないが、これの勉強会には私も参加した。ミニコンマイコンもコンピュータの一種と数えるならば、もう既にCADは使っていたとも言えなくもない。導入当時のCADは、ドラフターに鉛筆で描く製図の代りでしかなかった。私が扱っていた電子機器は、ドラフターを使って描く製図というのは全く無かった訳ではないが、ほんの一部でしか無く、殆どは文字ばかりの制御仕様書だったり、信頼性試験仕様書などが主で、ワープロが最も活躍する世界だった。従って、図面作成には専らIBMの5550などが使われた。

 

 しかし会社の要請として、何とかCADを使いこなせという命題が与えられていたので、私自身としては、システム設計部署である自部署から、ワイヤリング・ハーネス(つまり車で使用する電線の束)を設計する部署へ宛てての要求仕様書としての回路図に使うことを思いついた。システムとして使う数十個の電子機器デバイスの個々の端子コネクタの何処へ何処からの線を接続するのかを指示す回路図だ。この回路図は殆どが同じだが、車種、機種によって少しずつ微妙に異なる。それで、回路図に出てくる部品をモジュールとして個別の画像として登録し、それらの組合せを画面上で配置しそれらを直線で結んでいくことで個々の車種、機種で所望の回路図を作れるようにしたのだ。それまでは全てが手書きだった回路図が飛躍的に効率化して素早く、そして間違いなく描けるようになった。当時のCADの使い方としてはいささか異例ではあったが、会社方針には合ったものではあった。