昨日は紫波中央を出て、古館、矢幅と進み、岩手飯岡までやってきた。
昨日は釜石から話が派生したのだが、釜石の少し北側に吉里吉里という変わった名前の町がある。吉里吉里と言えば、誰しも井上ひさし氏の吉里吉里人を思い浮かべるのではないだろうか。私自身は実は読んでいない。井上ひさし氏の作品では、仙台に到達した際に青葉繁れるを読んだのがきっかけで東北旅行をするようになった事を紹介している。吉里吉里人という作品がある事は知っていたが、同じ名前の町が実在することはつい最近まで知らなかった。しかし名前はこの町から採ったのだろうが、作品の舞台自体はこの町をモデルにした訳ではないそうだ。東北のある町が日本という国から独立しようとしたという話らしい。どこかで聞いたような話だ。そう、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国、イギリスからスコットランドが独立しようとしたあの事件だ。吉里吉里人もちょっと読んでみたい気持ちになってきた。
その吉里吉里という町のちょっと手前あたりに蓬莱島というのがある。井上ひさし氏としてはおそらく最も有名な作品、ひょっこりひょうたん島のモデルとなった島のうちのひとつだという。元々は本州本土と細い洲のようなもので繋がっていたそうなのだが、東日本大震災で流されてしまって離れ小島になってしまったそうだ。島にはひょっこりひょうたん島にそっくりの灯台が端っこのほうにあったそうだが、それも地震と津波で倒壊し、その後、再建されたと聞いたような気がするが、いまだに壊れたままかもしれない。
ひょっこりひょうたん島はジャスト私の世代でリアルタイムだった。テレビが白黒からカラーに変わってゆく時代だった。ドラマ内で使われた幾つもの挿入歌は、その当時、殆ど諳で唄えたものだった。
勉強なさい 勉強なさい 大人は子供に命令するよ 勉強なさい
えい、ほっほっほ えいほっほ キ印キッドが言いました バビロンまでは何センチ
どんどん が~ばちょ、どんがばちょ
魔女リカ 魔女リカ 魔女の中の魔女 マジョリカ 何処へでも行く魔女~マジョリカ