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norimakihayateの日記

 歩数計を腰に、バーチャルで辿る旅日記。今は山陽本線に沿って東京を目指しています。はやてのHomePageへのリンクも追加しました。

出立の日

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 1週間のノボテル・ブノアホテル滞在はあっと言う間に過ぎ去って最終日になる。空港へ向かう送迎バスは夜の9時半と割と遅い時間だったので、最終日も有効に過ごすことにする。午前中は皆でプールへ行き、午後は息子はキッズクラブ、妻と娘はホテルの近くの店に買い物に行く。その間、自分は一人になったのでフィットネスセンタに二度目のマッサージとサウナの予約を入れて一人でゆったりしてくる。そんな感じだったので、チェックアウトタイムの3時前に荷物を纏めてチェックアウトをしておくのはかなり忙しかった。チェックアウト後も出発まで相当時間があったので、遊び疲れた子供達は図書室へ連れていってそこのベンチで寝かせ、その間妻と私は再度ビリヤードを愉しむことにした。最後はサルバトール・ダリの巨人のようなオブジェのあるホールのソファでひたすら迎えが来るのを待った。バスが到着する前には日本人スタッフのG・理恵さんが見送りにも来てくれた。こうして1998年のバカンス旅行は終わったのだった。

 

ブノア岬、散歩で出遭った面相観の親爺

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 ノボテルブノアホテルのあった場所は先端に有名な寺院のあるブノア岬へ向かう道の途中にあった。滞在中の半日を使って、子供達がキッズクラブで遊んでいる間にこの道をブノア岬に向かって散歩してみた。

 途中、手工芸品を売る店に立ち寄ってみたのだが、その店の主人が面相占いのようなことをやっているという。私の顔を観て、貴方は先の事を見通す眼力がある面相をしていると言われた。占って貰った訳でもなく、店の物を買って欲しくておべっかを言われた感じでもなかったので、何だか不思議な気持ちになったのが忘れられない。バリは何と言っても神秘的な街なのだと思いを新たにした気がしたのだった。

 

食事中のバンド演奏

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 カクテルパーティのあった次の朝のビュッフェで、曲当てクイズで優勝した赤毛の若奥さんみたいな西洋人に出遭ったので、「Congratulations for your winning last night!」と言ったら、私もせっていた一人だったので憶えていたようで「Oh! Thank you.」と笑顔で返してくれた。

 その夜のディナーをプールサイドのレストランで採っていると同じバンドが横で演奏をしていたのだが、途中から各テーブルを廻りだしてリクエストを募っていた。我々のテーブルにもやってきたので、ビートルズのヘイ・ジュードをリクエストしたら、次第に盛り上がってきて、他の客たちも合唱し始めて大盛況になってしまった。

 

ガレリア・ショッピングセンター

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 1998年のバリの旅ではガレリア・ショッピングセンタというモールに二度ほど行っている。当時は大きな店といえば、ヌサドゥア地区ではそこしか無かったように思う。その8年前の1990年にヌサドゥアに初めていった時には、椰子の樹と瓦礫だけの何もない場所だった。19年ほど経った今、グーグルの地図で観てみても、何処だったのか全く分からないほど変ってしまっている。モル・ギャレリアという店はあるが、場所は違っていてクタになっている。

 ガレリア・ショッピングセンタへはホテルのシャトルバスで連れていって貰ったのだが、シャトルバスというからどんなものかと思えば軽トラの荷台の両側にベンチシートを付けて幌を張っただけのもの。ベモをちょっと大きくしたようなものだった。

 ガレリア・ショッピングセンタでは会社の同僚にお土産としてハーレイの大型車とフォードのクラシックカーをそれぞれ木工細工で作ったものを買っている。日本で言えばさしずめプラモデルのようなものだが、あちらではそういうものは全て手作りだ。

 

プールサイドでのカクテルパーティ

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 アジアのホテルのダイニングでは料理を盛り付けたテーブルにたいてい西瓜やメロンなどで飾り切りをした果物が置いてある。いわゆるカービングというやつだ。ノボテル・ブノアホテルではこのカービングの実演とお試し教室を開催していた。妻はこの手のものが好きなので夢中になってやっていた。作品は夜のパーティでコンテストをして表彰するという。

 カクテルパーティは宿泊している部屋側のプールサイドで開催されていた。ホテルのスタッフが様々な衣装を着てファッションショーを演じる。しかし実はこれはホテルの売店の宣伝が主な目的のようだった。その後カービングのコンテストの発表があり、妻は自信があったようだが、優勝は出来なかった。

カクテルサービスの後、バンドが出て曲当てクイズを始めた。一曲目にBEATLESのHere, there and everywhere で、誰も答えないので手を挙げて正解する。その後もCCRのHave you ever seen the rail、サイモンとガーファンクルのBoxerなど知っている曲ばかりが続いたので自分だけ目立ってもいけないと思い、誰も答えられない時だけ回答をしていたら、バンドのリーダーらしき男が「お前は何故答えないんだ?」というように目配せをしてきた。結局最後は赤毛の若奥さんみたいな人に優勝を譲る形になった。

 カクテルパーティでは写真を撮らなかったようなので、会場となったプールサイドの昼間の様子を載せておく。

 

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日本人スタッフ

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 ノボテル・ブノアホテルには、日本人女性スタッフが一人居た。正確に言うと、代表的な外国観光人客のそれぞれの言葉を話せるスタッフが最低限一人ずつ居て、舞踊ショーの前後で、英語、フランス語、スペイン語、中国語、そして日本語で、それぞれ解説をしてくれるのだ。日本語担当だったのがG・理恵という若い日本人女性で、まだバリにやって来て5週間目という新米だった。若い頃の浅田美代子にも似た彼女は、マハーバーラタの解説もまだたどたどしく、どぎまぎしながらやっとで行っていた。マハーバーラタの夜の後、ビリヤード場の場所を訊きに行った際に案内してくれながら、いろいろ語ってくれたのだが、単身でやってきてまだ慣れない事ばかりで、いっぱいいっぱいでやっていると内情を話してくれた。

 

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初めて観るマハーバーラタ

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 マハーバーラタラーマーヤナと並んで古代アジアの有名な叙事詩であると習ったのは確か、高校の世界史でだった。ギリシャ神話などと同じ様に昔の神々の物語、神話を吟遊詩人らが歌いつづっていたもののようだ。

 このマハーバーラタをバリの伝統舞踊で初めて観ることが出来た。踊りと演奏はレゴン・ダンス、バロン・ダンスなどと同じくガムランの音に合わせて踊り子たちが踊るのだが、語りが一緒に付いて物語が進行していく点が他のバリのダンスと異なる点だった。語りが軽妙でユーモアたっぷりなのは、日本の古典芸能の狂言に煮ている気がした。語りは英語によるものだったが、踊りの振りで大体のストーリーは判るものだった。修行に出た若武者、アルジュナが冥想により精神統一しようとしているのを、後ろからデヴィ・スプラーバという妖精のような魔女が誘惑しようとするシーンは妖艶でいて、コミカルさもあってなかなか面白かった。

 

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