norimakihayateの日記

現在は私の海外史に特化して記しています。私的な意見ははやてのHomePageへ書いています

レ・ボー・ド・プロバンス 2

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 ポン・デュ・ガールからレボーまでは約1時間ほどだった。着くまで、車で結構登るのに驚いた。最後の最後、絶壁のところだけ登るのだろうと思っていたが、丘自身が結構高いところにあるらしい。

 途中で景色が変わるからと運転手が言っていたとおり、あるカーブを曲がると突然、穏やかなハーブの生えていた緑の山道が、険しい石灰岩の岩肌があちこちに見える山肌に変わる。まもなく、ちょっと遠くにレボーの街が見え出した。

 車で行ける一番頂上まで登って、運転手はその辺で待っているからというので、3時にここでと待ち合わせて、出掛ける。1時半くらいにはなっており、もう1時間半ほどしかない。

 下のほうは、お土産屋などが続き、大山の昇り口を洋風にしたような感じの石の家々が続く。とにかく暑く日差しが強く、まわりが全て白く見える。

 が、僕は時間内に見て回れるかのほうが気になって、気がせいてどんどん登ってゆく。

 やがて、入場料を取る入り口のようなところにでて、列に並ぶ。やっとのことで、切符を買い、薄暗い堂内から日差しの強いレボーの頂上の平らな部分へ出る。最初のところに墓跡らしきものがあり、それを抜けたところに広く続く頂上の平原の始まりのところに出る。

 時刻は1時半過ぎで、まず腹ごしらえをしたほうがいいだろうと、壁に面した木陰の石のベンチに席を取り、持ってきた昼食をまず食べようと提案する午前中にアヴィニョンの市場で買ってきたサンドイッチ等の包みを開く。猛暑の中で、みんな食欲も無かったみたいだったが、食べ出すと意外と空腹感も感じてきたみたいだった。今朝、市場で買ったオレンジと桃が気温で腐り始める直前の熟れ方をしていて、食べると丁度いい具合だったようだ。僕はフランスパンのサンドイッチとオレンジを半分位貰う。オレンジが意外と美味しかった。

 そして食べ終わると、いざ出陣とばかりに頂上の平原を巡る。一応順路がある様子で、低いほうから順に回ってゆく。まわりに手摺りがあって、そこから下を見ると、聞いたいた以上の断崖が下に広がっているのが見える。眺めは快晴の為もあって、相当遠くまで見渡せる。順番にぐるりと周囲をまわってゆく。

 途中、ちょっと坂を下るところがあって、他の皆は通り過ぎてしまったみたいだったが、降りてみると、牢獄のような檻のある部屋がある。

 その後はクライマックスのようなレボーの丘の中でも更に高い頂きが幾つか続き、それをひとつひとつ頂上まで登る。最後のほうは私と息子だけになって、ふうふう云いながらひとつひとつ頂上を極めていく。

 息子も相当きつかったと思うが、私になんとか付いて来た。それだけに頂上を極めた感慨は強かったのだろう。息子に頂上を征服した私の感激をビデオに撮ってもらったのが次の画像だ。

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レ・ボー・ド・プロバンス

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 ポン・デュ・ガールに着いたのは12時5分過ぎで、運転手は40分もあれば十分見学出来るというので12時45分に戻ってくる約束をする。しかし30分ほど超過したので途中で駐車場の運転手にもう少し待ってくれと言いに行く。出発前に暑くて喉が渇いたので売店でコーラを買うことにする。売り子の女性が「大きいの?小さいの?」と訊くので大きい方と頼むと、何と500MLもあった。小さいほうでも350MLはあったようだ。最後は呑み切れず車に乗り込む前に捨てることになる。

 そしてこの旅最大の目的地のもうひとつ、レ・ボー・ド・プロバンスへ向けて出発する。レ・ボーは先にも触れているが、切り立った断崖絶壁で囲まれた自然の丘を利用して建てられた城塞の跡地だ。城塞そのものは既に破壊されてほんの少し壁などが残っているようだった。南米のマチュピチュをちょっと小規模にしたような感じで、まさに天空の城みたいだ。

 荒涼とした田舎の寂れた場所を想像していたのだが、入口となるゲート前の坂道は江の島の入り口みたいに駐車場、お土産屋等の売店などが密集していて、観光客で溢れていた。

 

ポン・デュ・ガール 2

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 昨日はバタバタしていて、危うく更新を忘れるところだった。夜になって未だ更新をしてなかったことを思い出したのだった。

 ポン・デュ・ガールはその高さが伺える画像をまず紹介する。全体は三段のアーチの積み重ねになっているのだが、米粒ぐらいに見える人が渡っている所が一段目のアーチの上だ。そこから水が通っていた最上階までは二段アーチが積み重なっていて、ガルドン河の水面から最上部までは50mほどの高さがあるそうだ。川の両側の崖のほうで最上部近くまで登ることが出来る。次の画像は旅行直後、友人にメールで送ったものだ。息子と二人で橋の最上部近くまで登った時のものだ。

 

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ポン・デュ・ガール

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 チャーターしたハイヤーでまず向かったのは、この南仏旅行の最大の目的地のひとつ、ポン・デュ・ガールだ。ポンは橋、ガールはこの橋がある地名、ガール県の事。ガールの(にある)橋ということになる。ポン・デュ・ガールの存在を知ったのは小学校高学年か中学の時。社会科の教科書で、ローマ人が作った建造物として初めて写真を目にしたのだったと思う。怖ろしく大きな橋で、その大きさは行って自分で下から見上げてみないと実感出来ないだろう。昔は橋の上を歩く事が出来たそうで、橋の上を歩いている人の写真も残っているが、墜ちて死んだ人も多く出たらしく、我々が訪れた時でも既に橋の上は立ち入り禁止で歩くことは出来なくなっていた。

 とても暑い日で、橋の下流にあたるガルドン河では多くの人が水浴びで涼をとっていた。金髪のフランスギャルがブラジャーとミニスカートだけで水浴びをしていて、ちょっとどきっとしてしまった。

 

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シーズン終りのラベンダー

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 南仏でチャーターしたハイヤーの運転手とは、私だけが英語で会話していたのだが、その中でラベンダー畑を見たかったのだと話すと、ラベンダーはもうシーズンが終わってしまったが、一箇所咲いているところがあるからそこに寄ってやるという。行ってみると何か高い塔のようなものがあって、その下にラベンダーが咲く公園があった。話を聞いてみると、塔は中世の昔、敵が攻めてくるのを見張る役目があり、塔で敵を発見するとアヴィニョンの街に報せて、城壁の扉を閉めさせる役目があったのだそうだ。報せるのは狼煙でも使ったのではないかと想像すると、騎士が群雄割拠していた中世の時代が目に浮かぶようだ。

 ラベンダーは今では我が家の庭でも植えていて、イングリッシュラベンダーとフレンチラベンダーの二種類がある。フレンチの方は四季咲きで6月以外でも何度か咲くので、この種類だったのかもしれない。

 

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ハイヤーのチャーター

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 南仏一日目と二日目の午前中は、娘の眼鏡の修理の為アヴィニョンに足止めを食ってしまった。それで二日目の午後はいよいよ南仏での一番の目的地であるポン・デュ・ガールとレ・ボーを目指すことにする。この為にハイヤーをチャーターする必要があり、クロワートル・サンルイホテルの受付でハイヤー会社に電話して貰うことにした。受付をしていたのは金髪のフランス女性で、メモを取りながら肩と顎で受話器を挟んで電話する仕草も格好いい。ハイヤー会社の人と交渉してくれて、半日4時間で150ユーロでどうかと訊いてくる。受付嬢の表情からそんなに高そうでもない雰囲気だったのでD’accord.(それでいいです)と返事をする。

 時間になってやってきたのはちょっと太目の大柄なフランス人男性で、英語は喋れるか訊くと大丈夫とのことでまずは一安心。車は中型のメルセデスのセダンで、サンルーフ付きだった。ずっとこのサンルーフを開けっ放しで走るのでてっきりエアコンは付いていないのだと思っていたが、途中でエアコンのスイッチを見つけて、冷房に出来ないかと訊くとノープロブレムと言ってエアコンにしてくれた。どうもフランスでは窓を閉めてエアコンにするより窓を開け放ったほうが快適と思っているらしい。

 

アヴィニョン市街の朝の掃除

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 二日目の朝、朝食の前に少しアヴィニョンの街並みを散歩する。すると街の清掃車に出遭った。パリでも清掃車を観た話を以前に書いたが、アヴィニョンのは散水車だった。パリの場合は市街のあちこちにある消火栓みたいな水道栓を開いて水を流すのだが、アヴィニョンのは豪快に散水車から物凄い勢いの水を石畳に放出して、ゴミを洗い流してしまうのだ。荒っぽいと言えば荒っぽいが、南仏は暑くて空気が乾いているので、あっと言う間に乾燥するので合理的と言えば合理的だ。