清澄庭園を出た後は、本来の用である娘に逢いに行くのだが遅めに来てほしいというので半蔵門線で清澄白河からすぐの錦糸町まで出て、何度か使ったことがある中華料理屋で昼を採ってからゆくことにする。
名前は忘れていて場所だけ何となく憶えていたので記憶を頼りに行ってみると谷記(くき)とう名前だった。角煮定食とビールを頼む。ウェイトレスは何人が不明だがアジア系の外国女性だった。
清澄庭園は大きな池の奥に伊豆などから運んだ巨岩石を配した築山があり、更にその奥が少し広まった空間があり、様々な植物が植えられている。三月中ということでソメイヨシノの開花にはまだ間があったが、広場の入口には白梅が綺麗に咲き誇っていた。
広場の中央付近には濃い桃色の花が咲く樹が二本ほど生えていて、皆が写真を撮っている。何だろうと思って近づくと寒緋桜(カンヒザクラ)という桜の一種だった。早咲きのサクラの一種だそうだ。
こちらにも巨岩石が置いてあって、芭蕉の句が彫られていた。
出口に戻る際にも池の一部を渡るのに、こんな大きな石があったのかと驚くような平らな石で出来た橋を渡ることになる。
宮部みゆきの「夢にも思わない」に園に侵入する秘密の出入り口のようなものが出てきた気がするのだが、それらしき場所は見つけることは出来なかった。
3月になって東京に棲む娘の保険関連の書類に署名を貰いに行く用が出来たので、以前から訪ねてみたいと思っていた清澄白河にある清澄庭園をついでに観に行くことにした妻と行くことにしていたのだが直前になって体調が悪くなったようで今回は一人で行くことになる。
新宿から丸の内線で大手町まで出て半蔵門線に乗り換えそのまま清澄白河で降りる。正確な場所は頭に入っていなかったが、地下鉄の駅から地上に出ると塀が続いていてその向こう側にこんもりとした森のような樹木が見えたので、あの辺りだなと見当をつける。周辺の道路を見渡してみると、深川江戸資料館と書かれた昔の行燈のような案内塔のようなものを見つける。こちらも興味が惹かれたが時間が足りないので次回にして見送る。
福井のアンテナショップを出た後は交通会館という建物を探してその中に入っている各地のアンテナショップを次々にまわる。その後でまだ時間があったのでアンテナショップ巡りをするきっかけとなった放送局のニッポン放送を見てみることにする。
最初に方向を間違えたせいで大回りをしてしまったが最後には見つけることが出来た。まだ前年末のイベント・ミュージックソンのポスターが貼られているのを確認する。
いしかわ百万石物語江戸本店を出た後、妻が近くに福井のアンテナショップもあるというので行ってみることにする。イートインコーナーがあって利き酒セットが楽しめるというので、席が空くのを暫く待って利き酒セット二人分にカツ丼と蕎麦のセットを一人分だけ取って分けることにする。
この店では利き酒の中で一番美味しかったと感じた本醸造生原酒の白龍というのを一本買って帰ることにする。