今日も私のコンピューター史。
元々はノート型PCはデスクトップ型に比べ高価なものという時代が長く続いた。それでもどこでも仕事が出来るという効率性からノートPCをモバイルで使うという時代があったのだろう。
ノート型とデスクトップ型の値段が殆ど変らなくなったのは2005年頃ではなかったかと思う。店で訊いてみると、構成部品がノートでもデスクトップでも同じ物が使われるようになったからだという。誰もがノートパソコンを持つようになり始める。PCと言えばノート型が普通の時代だ。
この頃から、モバイルとしてPCを持ち歩くのではなく、フラッシュメモリを持ち歩く時代になる。出先の職場のPCを借りてデータだけフラッシュメモリで持ち込んで使うという時代だ。
持ち運び型フラッシュメモリの一番最初はコンパクトフラッシュ(CF)と呼ばれたメモリで、私は2001年から使うようになる。まだUSB接続が一般的でなく、ノートPCにはPCカードスロットというものが付いていて、CF用のPCカード型アダプタというのがあって、それに付けて使っていた。記憶の限りでは同じ物を使っている人は見たことがなかった。
誰もがメモリを持ち歩くようになったのは、USBメモリが普及してからだろう。そう言えばノートPCにPCカードスロットという物が何時の間にか無くなっているが、おそらくUSB接続がこれを駆逐したのだろう。
思い返してみれば、コンパクトフラッシュの他、フラッシュメモリとしてはスマートメディアというカードやMSメモリというチップや、SDカード、マイクロSDなど様々な物があったが、いずれもノートPC用としては短命だったようだ。どのメモリも一時期使っていたことがあり、USBコネクタへの変換アダプタを使ってPCに繋いでいた時期があるが、すぐにUSBスティックメモリに駆逐されてしまった。