norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

2007年一日旅 三島由紀夫邸 探索の旅 8

 妹が棲んでいたらしいアパートを発見した後、そのすぐ裏手にあるいかにもこの手の界隈にありそうな蕎麦屋「松登久」という店に入ってみる。この辺りに棲んでいたのなら絶対何度も来た筈と思ったのだ。

 カツ丼を注文して待ちながら中の写真を撮るタイミングを窺う。当初、若そうな女将風の女性が店番をして、奥にそのらしき人が調理をしている風だったが、女将の旦那風の若い男性が配達から帰ってきて傍に座って雑談し始め、そうこうするうちに、夫婦のどちらの親か不明の親爺が奥からやってきて、空いている席で新聞を読み始めた。その三人それぞれが、こちらを胡散臭そうに観ている気がした。私は妹に送るのに、店の内部の写真を撮りたかったのだが、三人がなかなか居なくならなそうなので、仕方なく、「店の中の写真を撮ってもいいですか。」と訊く羽目になった。当初、何を撮ろうとしているのか理解出来ない風だったが、こちらも説明も面倒だったので、「この辺を。」と言っただけで一枚だけ内部の写真を撮らせてもらった。「20年ぐらい昔、このすぐ傍に妹夫婦が棲んでいて、・・・。」とか話せば良かったのだろうが、そこまでしてもそれで何って思い始めたのだった。