虎ノ門の琴平ビルで講演会に参加した一週後、今度は品川駅前のコクヨ本社ビルで別の講演会があって出掛けることになる。
品川へは新宿駅から山手線で向かったのだが、恵比寿辺りで車窓の外を眺めていると、国府津行きという電車が見えた。埼京線と東海道線を接続させて、湘南新宿ラインとかいう路線がその頃出来たらしく、学生の頃にはなかった風景がどんどん増えていっているのを感じた。
講演会の為に降り立った品川駅も大学生の頃に観た景色とはまるで変っていて駅ビルというよりビル群の中に駅ビルのアトレが埋もれているという感じだった。
駅前ロータリーから立体歩道橋を超えたすぐのあたりにコクヨのビルがあった。行ってみて文房具のコクヨは国の誉れを表す国誉から来ているのだというのを初めて知った。
昼休みには以前海洋大を散策した際にも歩いた天王洲アイル辺りを散歩してみることにする。その頃よく見ていた土曜朝のバラエティ番組、旅サラダで紹介されていた運河沿いのブリュワリーが見えたところで戻ることにする。
講演会が終わってほぼ一番に会場を出て新宿へ戻る。テレビドラマで見たあるモニュメントを探す為だ。前週も探そうとしたのだが時間切れになってしまった。この時はだいたい目星を付けてあったので西口から甲州街道沿いを立体歩道橋の上を歩いて青梅街道近くまで行ったところで歩道橋を降りたところでテレビで見た赤いＬＯＶＥという文字のモニュメントを見つける。その前で記念写真を撮っているオバサン達が一杯居て、恥ずかしいので少し離れた所から写真を撮ることにする。
