山道を降り切ると神社の裏のような場所に出る。境内をぐるっと廻って正面に出ると八雲神社というところだと分かる。間違いなく昔のぼったのはこの場所からだったと確信する。
そろそろ３時を過ぎる頃で、本覚寺を抜けて駅へ向かう。鎌倉駅は東口の方に出てしまう。
江ノ電は西側なのでどうやって行ったらいいのか駅員に訊いてみるが新人らしく分からないという。妻が案内所へ行って駅をくぐる地下道の場所を聞いてきて何とか西口にでることが出来たのだが、駅は人で溢れていてすぐには入れない。一本電車を見送ったところで漸く江ノ電に乗る事が出来たが、列の前の方に出れたので、かろうじて座ることが出来た。
帰りも相模線に揺られていくことになる。正面に夕陽に映える富士がずっと見えていた。
