谷中を散策してみようと思ったのは、TBSラジオの嘗ての名物番組、大沢悠里のゆうゆうワイドで紹介されていたからだったことを思い出した。その中で蕎麦屋、川むらも紹介されていて入ってみたいと思っていた。
谷中銀座の商店街へ出て、まずは駅のほうへ戻り、蕎麦屋の川むらを見てみることにする。その時点で12時のほんのちょっと前ぐらいだった。混んでいるかと思ったが、数人分席が空いていたので、すぐに入ることにする。その後、どんどん混んできて、その時入って正解だった。
天ざるを二つ頼み、妻は明鏡止水、私はその店のオリジナルの日本酒を頼み、つまみに鴨の燻製を取る。
給仕をしてくれたのは若手の新米。酒の注ぎ方を練習中らしく、私の時は上手くいったが、妻の時にはちょっとだけこぼしていた。
蕎麦も天婦羅の海老もまずまずだったが、酒はかなり良かった。飲み口は一見軽そうなのだがかなり酔いのまわる重たい酒という感じだった。蕎麦と日本酒で二人して約5千円というのはちょっと使い過ぎだったかなとも思ったが、物がいいだけに無駄遣いをしたという気はしなかった。