単身赴任していた伊勢崎という町にはJRの両毛線という電車と東武伊勢崎線という私鉄が通っていた。最寄り駅は東部伊勢崎線の新伊勢崎という駅だったが、ここから東京方面に一つ行ったところに剛志という駅があるのを見つけたのは単身赴任がもう終わりに近いかなり後期だった。朝のサイクリングで見つけたのだが、私が小学生だった頃棲んでいた町にあったような木造の昭和初期といった風情の駅で無人駅で自動改札にはなっていたが、昔ながらの改札口の木の枠などが残っていた。
2001年の頃、出張で車で訪れた際にも懐かしくて寄ってみてその時はまだ残っていたが、いつの間にか近代的なプレハブの駅舎に変ってしまったようだった。