norimakihayateの日記

バーチャル旅日記からスタート。現在は私の国内旅行史に特化しています。

仁和寺、金閣寺、北山ユースの不思議な位置関係

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 金閣寺というのは実は京都において自分にとって大好きな観光地なのだ。勿論そういう人、特に外国人は多いだろう。しかし一般的に金閣寺が京都で人気なのと私が好きだというのは若干違うかもしれない。それは三島由紀夫の小説、金閣寺に大きく由来している。金閣寺のあの壮麗な建物を観ていると不思議なざわざわする気持ちが湧いてくるのを抑えられないからなのだ。三島の金閣寺を読んだのは中学生の頃で、もうストーリーの大半は憶えていない。しかしあの小説を読んだ際の、心の奥底のざわざわ感は不思議とよく憶えているのだ。

 ここを大学四年の最後の冬休みに訪れた時の経緯はよくわからない。とにかく金閣寺に到着したのは閉園になる直前だった。焦って走るようにして駆け込んだのはよく憶えている。そしてもうひとつは仁和寺の駐車場前で観たもう暮れようとする夕陽(前日の最初の画像)の風景だ。仁和寺から金閣寺は、途中の竜安寺などを経由して歩けない距離ではない。多分当時も歩いたのだろう。そしてその日泊まった光悦寺近くの北山ユースも金閣寺からぎりぎり歩けない距離ではなさそうだ。しかし不思議なのは前日紹介した金閣寺の写真と仁和寺駐車場前の写真はどうみても仁和寺のほうが後に撮ったもののように思える事だ。北山ユースは仁和寺から見て、金閣寺より先にある。北山ユースへは歩いていった気がするのに、金閣寺から反対方向の仁和寺のほうへ戻っているようなのだ。歩いていったにせよ仁和寺からバスに乗ったにせよ説明がつかない。

 北山ユースは洛北の中でもかなり標高の高い位置にあったようで、ユースの部屋の窓からも京都市街の夜景が綺麗に見えて、そこでも写真を撮っている。

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